日本には四季があり、それぞれの季節に違った楽しみがあります。しかし、季節の中には困ったことも起こります。
例えば、梅雨の時期を苦手だと感じられる方は多いのではないでしょうか。
テレビの天気予報では、雨が続く天気になることを『悪い天気』とは表現せず、『下り坂』などと表現します。それは、雨が全ての人にとって悪いものではないからです。
私達が食べているお米や野菜が育つためには雨が不可欠ですから、雨が降らないというのも困りものなのです。けれども、雨の多い梅雨に日常を過ごす時には鬱陶しく感じてしまうことも多いです。
雨が降り続くことで気分が落ち込んだり、通勤や通学の途中に雨に濡れて不快な思いをしたりと梅雨には気分が沈むことが多いですが、梅雨に合わせた対策をすればじめじめとした気分からも解放されます。
それでは、梅雨の時期を快適に過ごすためには、どのような方法があるのでしょうか。今回は、梅雨の時期を快適に過ごすための対策をご紹介します。
酢を活用したメニューで食中毒予防をしながら健康的な食生活
梅雨の時期になると、テレビや新聞など多くのメディアで訴えられるように、気をつけなければならないのが食中毒です。ちょっとお腹を壊すだけだろうと甘く見ていてはいけません。食中毒によって健康を損ねるだけでなく、命を脅かされる場合もあるのです。
涼しい時期には前日に作ったおかずを次の日に繰り越したり、夜のうちにおかずを作って次の日に食べたりすることもありますが、梅雨の時期には雑菌が繁殖しやすくなりますから、過信は禁物です。
しかし、忙しい生活をしながらの一人暮らしだと、毎回毎回新しく食事を作るのが面倒だと感じることもあるでしょう。また、自分でお弁当を作って職場へ持って行かれる場合は、前日の残り物を使えないと不便に感じることもあるでしょう。
そこで、梅雨の時期の料理に活用したいのが酢です。酢は雑菌の繁殖を防ぐものなので、酢を使った料理を作るようにすれば安全に食べることが出来ます。
また、ザワークラウトやピクルス、酢漬けなどは保存がきくものなので、梅雨の時期の常備菜にもぴったりです。
酢は雑菌の繁殖を防ぐ効果もあり、人間の体の代謝を上げる効果もありますから、酢を使った料理で健康的になることも出来ます。
洗剤選びにこだわるだけでイヤなニオイを防げる
梅雨の時期には洗濯物でも困ることが多いものです。出来ることならば、天気がいい日に外で干したいものですが、雨が続くと室内干しに頼らざるをえません。しかし、室内で干していると洗濯物の生乾きのニオイが気になってしまいます。
また、乾かしている途中の衣類に食事などのニオイがついてしまうこともあります。生乾きの衣類にニオイがつかないするためには、調理をしない時間を選んだり、ニオイのつきにくい場所を選んで干すなどして対処しましょう。
そして、生乾きの洗濯物のニオイを抑えるには洗剤選びが大切です。洗濯用洗剤には様々な種類がありますが、抗菌や防臭効果が高く、室内干しでもニオイが気にならないタイプのものもあります。
いい香りの洗剤で洗濯したい気持ちもあるかもしれませんが、室内干しが増える梅雨の時期には、こうした抗菌・防臭効果の高いものを選んでみてはいかがでしょうか。
レインブーツやレインシューズでおしゃれをしながら梅雨を乗り越えよう
雨が降ると、せっかくのおしゃれが台無しになったり、おしゃれをする気力がなくなってしまうこともあります。しかし、雨の日だからこそ楽しめるおしゃれもあります。
それは、レインブーツです。
長靴は、雪深い地域の人や子どもが履くものだと思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、最近ではぱっと見ただけだと普通のブーツのように見える長靴もあります。
また、そうした靴のパンプスタイプのものもあります。このようなレインシューズならば雨で足が濡れることもありませんし、おしゃれを楽しむことも出来ます。
雨の日だからこそ、ゆっくりとした時間を過ごす
雨の日には気圧の変化で体調が悪くなったり、気分がすっきりしないという方もいらっしゃいます。体調に大きな変化がなかったとしても、せっかくの休日に雨が降っていたら、出掛けたいという気にもなれませんよね。
しかし、雨だからといって家の中で鬱々として過ごすのは勿体ないです。どうせ外に出られないのであれば、この際ですから、家でゆっくりとした時間を過ごすのも素敵なことなのです。
普段、なかなかゆっくり出来ない方ならば、雨の日には好きな本を読んだり、音楽を聞きながらコーヒーを飲んだりしてゆっくりとした時間を過ごすといいでしょう。