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正負の法則をわかりやすく紐解きます! 正負の法則を生かすポイント

正負の法則

正負の法則というのは知っているけれど、自分は負ばかりな感じがする。

自分ばかりなぜ、こんなに損をするのかわからない。

正負の法則の正なんて、自分には無縁だ。

そんなふうに感じていませんか?

もしそうだとしたら、あなたは正負の法則の意味をきちんと理解していないのかもしれません。

正負の法則の意味を正しく理解していれば、負を上手に乗り越え、その次にくる正を生かすことができるからです。




すべての人に等しく、正負の法則は働いています。

その正負の法則とは、どんなものなのかをまずはしっかりと理解しましょう。

正負の法則とは?

正負の法則とは?

正負の法則という言葉を聞くと、多くの人が

「悪いことがあると良いことがある」

「良いことが続くと悪いことが起きる」

こんなふうに理解しています。

これ、間違ってはいないのですが、「良いことが続くと悪いことが起きる」という発想は、ちょっと違います。

人生は、「正」「負」の両方のバランスで成り立っています。

「正」しかない人、「負」しかない人は基本的に存在しません。

朝と夜があるように、「正」と「負」は両方で一対です。

「正」と「負」をちょっと違うかたちでみていましょう。

「正」はあなたの右手でもつ荷物、「負」はあなたの左手でもつ荷物だったとします。

大きな「正」をもつためには、「負」も大きいものでなくてはバランスが保てません。

逆に、小さな「正」をもつのであれば、「負」も小さいもので大丈夫。

つまり、「正」と「負」はバランスの法則なのです。

もっと簡単にいうと、大きなお金、幸せ、名誉を得たいのなら、それを得られるだけの負を支払う必要があるのです。

もしも、いつも徳ばかりしていてうらやましいと思う相手がいるのであれば、その人が支払っている負の部分にも注目してみてください。

あなたが想像を超えるような苦労や努力をその人はしているはずです。

今、あなたが負だと思っている事件や事柄は、あなたの今後の人生を楽にするために必要な事柄です。

正を得るために必要な負なのです。

そして、あなたが負だと思っている苦労は、自分が生まれてくる前に自分が決めてきた負でもあります。

私たちはこの世に生を受けるときに、自分が乗り越えるべきこと、自分が成し遂げるべきことを決めて生まれてきています。

あなたの正はあなたが決め、あなたの負もあなたが決めてきたものなのです。

・・・と私がお伝えしても、生まれてくる前にあなたはそのことを忘れてしまっているので、きっとピンときていないはず。

ですから、負がくるたびに災難が降りかかっている感じがしているはずです。

ただ、あなたが耐えられない、または、乗り越えられない負は、あなたのもとにはやってきません。

あなたが負に見えているものは、正を生かすための負でしかないことを覚えておいてください。

そして、正負の法則はどんな人であっても例外はないことも覚えておいてください。

どんな人も、すべてが順調で楽々な人生なんてありえません。

もし、そんな人生があったとしたら、それは、その人自身が負を自分の糧として生かしている証拠です。

普段の何気ない出来事を正負の法則に照らし合わせてみてください。

大変な仕事が「負」だとしたら、その仕事が終わった後の至福の時を過ごしている時間が「正」となります。

仕事が大変だから、至福の時が最高と感じられるのです。

どうでしょう? なんとなくご理解いただけましたか?

ただ、これもその人の考え方次第で、負を大きく感じてしまう場合や、正をこれっぽっちと感じてしまう場合もあります。

これではもったいなさすぎますから、正を魂でいっぱい感じとるようにしてください。

あなたがうらやましいと思う人、あなた以上に幸せだと思える人、すべてに満たされて幸せそうなその人は、あなたの想像を超えた負を乗り越えてきた人なのです。

負の先回り

負の先回り

「若いころの苦労は買ってでもしろ」

なんて言いますよね?

これは負の先回り、または、負の先払いをするという意味合いでもあるのです。

若い時に正ばかりを得ていると、年をとってから負を得ることになります。

若い時には多少の苦労も気力や体力があるので、辛くても乗り越えてしまうのですが、年をとってからの苦労はとても苦痛に感じます。

辛いのが嫌なら、先に負を使ってしまえばよいのです。

これが「負の先回り」をするというものです。

人生レベルはもちろん、普段の生活レベルでもこれを役立てることができます。

たとえば、楽な仕事ばかりを選んでしていると、あとで苦労します。

ですから、進んで大変だと思える仕事をまずは選んでやっていきます。

誰もがやりたくない仕事を選び、率先してやっていくのです。

その経験があなたの血となり肉となり、魂を磨き、あとには自分が望んだ仕事ができるようになります。

嫌なことがあったり、辛いことがあったら、

「今は負を先に使っているのだ」

と思うだけで気持ちも楽になるでしょう。

自ら負を先回りしていくことで、その負の経験があなたを支える大きな力にもなってきます。

大変だと思える事柄こそ、どんどん進んで負を先回りして使ってしまいましょう。

正負の法則を上手に生かす方法

正負の法則を上手に生かす方法

正負の法則を上手に活かし、人生を豊かで実り高いものにするかどうかは、あなた次第です。

気をつけなければいけないのは、捉え方ひとつで、正までも負に感じてしまう可能性があるということ。

あなたに質問です。

もし、あなたが大好きだった人に別れを告げられたとしたら、あなたはその負をどう捉えますか?

  • 自分が裏切られたと思う
  • 相手の心変わりを許せない
  • どうして自分がこんな思いをしなければならないのかと、自分自身に落ち込む

こんなふうに考えてしまうのが普通だと思います。

失恋してすぐは、落ち込むのは当たり前ですし、悲しくてたまらなくなるのも仕方のないことです。

しかし、このままでは、負はそのまま負で終わってしまいます。

落ち込むだけ落ち込んだ後は、こんなふうに考え方を展開してみましょう。

  • 大好きだったけれど、自分にはもっと合う人がいて、その人と出会うために別れただけ、もっと素敵な人と出会うためのステップ
  • 失恋の痛手を知ったことで、同じ思いをしている人への気持ちを理解できるようになる
  • これだけの辛い思いをしたのだから、この後にでっかい幸せがやってくる

これこそが、正負の法則を上手に活かす方法です。

辛いことがあった時に、その負をどう受けとめるかによって、あなたのその後の人生が変わってきます。

負の乗り越え方によって、正の戻り方が変化してきます。

恋愛を経験している人なら、失恋は誰でも経験のあることです。

上手に負を乗り越えた人、考え方をプラスに展開した人こそ、思いがけない幸せを手にすることができます。

恋愛に限らず、苦しく辛い思いを「負=不幸」と捉えていては、もったいなさすぎます。

負の状態のときこそ、人生を切り開き、幸せになるチャンスです。

ここからどう幸せを広げていくのか、負の後の正の戻り方を変えるのはあなた次第です。

辛いことや苦しいことがやってきているときこそが、正負の法則を上手に使うための大きなチャンスだと覚えておいてください。

負があるからこそ、正が活きてくるのです。

正負の法則実体験3つ

正負の法則実体験3つ

普段、正負の法則を実感していますか?

ここでは、私や私の周りの人たちが実体験した正負の法則について紹介します。

なにか感じ取ってもらえると、うれしいです。

次のステップへの準備

高校生活もあとわずか、次の進路を決めるときに医療者への道を選びました。

医療者への道を選んだ時期が遅く、高校3年生の12月だったため、専門学校への受験申込もギリギリの状態。

受験勉強もほぼしていない状態での受験だったため、すべての専門学校に私だけ落ちてしまいました。

そんな時、その当時の看護部長が看護助手として働いてみないかと、ご提案をくださいました。

迷わずお願いし、看護助手としての日々が始まりました。

一緒に入社した友人は、時間になると皆、学校に行ってしまいます。その中には、落ちた私に意地悪をいう人もいました。

それでも、私はとにかく与えられた仕事を一所懸命やるだけと決めていたので、笑顔を心がけて、前向きに歩みました。そして1年後、無事、専門学校に合格することができました。

たった1年の看護助手でしたが、その後の私の人生に大きな力を与えてくれました。

専門学校を卒業後に、その病院で他の新人と一緒にオリエンテーションに出ていたときのことです。

私は看護助手として働いた1年間で、本来はそれほど縁がない総務課や薬剤師、検査科、手術室などの方々と親しくなり、大きな病院の中も隅々まで知りつくすことができていました。

そのため、同じ新人でありながら、私が案内係として、その病院の各部署を案内することになりました。

多くの部署の人とも親しかったため、他の人だったら断られるようなムリなお願い事も簡単にきいてもらえました。

看護助手として働いていた1年間を落ち込んだまま過ごしていたら、これほどの深い信頼関係を築くことはできていなかったでしょう。

今でも、その人たちと交友があり、時々会って懐かしい話をしています。

人とのつながりは宝です。

何にもかえがたい、私にとって宝物となっています。

看護助手の仕事は、私が次のステップに上がる大切な準備段階だったのです。

負の転換の達人

友人に負の転換の達人がいます。

この人と話していると「負なんてものはない」のではないかと思ってしまうほどです。

ある日、友人が帰宅すると、家の周りに植えていた木がすべて抜かれて、何もない状態だったそうです。

その光景に呆然としていると、友人の親戚がきて、

「ここに植えてあった木は運気の流れが悪いから、新しいのに変えることにしたわよ。」

と言われたそうです。

後日、その親戚が選んだ木が家の周りに植えられました。

その話を聞いたとき、私はとっさに、

「ひどいね。その木、大切にしていたじゃない。一言相談してくれたらいいのに。」

と怒ると、とても落ち着いた口調で、

「ありがとう。今の言葉で救われたわ。私も一瞬そう思ったの。ただね、私がその木を気に入っていなくて、他の木に変えたいなって思っていたら、それはかなりラッキーな話だよね。親戚も私のことを思って変えてくれたのだし、災難だと思うより私の考え方を変えた方がせっかくの好意も活きてくるよね。」

と言ったのです。

すごい! すごすぎる!

自分にとって負だと思える出来事を、こんなふうにさらりと正に変える能力に感動しました。

私を今の仕事に導いてくれたのも、その友人です。

まさに、負を正に転換する達人なのです。

その友人が今どうしているか知りたいですか?

その後、子宝にも恵まれて、家族4人で幸せに暮らしています。

負の先払いの天才

私の周りには、負の先払いの天才もいます。

その人は、自分のためにお金を使うのではなく、いつも自分の周りの人達のためにお金を使うのです。

誰といても、どんな場所にいても、いつも相手を思い、プレゼントを用意しています。

そして、支払いのときには、なんとも気前よく支払うのです。

家族が困っているときは、そっと必要なだけのお金を置いていきます。

そんな人ですから、正はどんどんその人に戻ってきます。

その人が困ると、多くの人が味方して、その人が動かなくても周りがどんどん動いて解決していきます。

これは、普段、負の先払いを進んでしているからなのだと感じています。

自分が苦労して働いたお金を他の人のために使うことは、簡単にできそうでできないことです。

まとめ

正負の法則6

正負の法則をわかりやすく紐解いていきましたが、いかがでしたか?

正負の法則は、バランスの法則であることがわかったと思います。

負の捉え方、負のときの過ごし方次第で、負がまるで正のように過ごせ、さらには、思いがけない正に満たされます。

負のときに、ただただ落ち込んで過ごすなんて、もったいなさすぎますよね?

負こそ、大きな正を得て、活かすチャンスなのです。

あなたの幸せのため、そして、あなたの周囲の人の幸せのため、ムダな負の過ごし方はやめましょう。

それだけで、あなたとあなたの周囲の人の人生が変わっていくのですから。

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