人は、機械の様に作業を延々に淡々と行うことはできません。特に何か新しい事に挑戦してみたり、苦手意識があるものを継続して行っていく事は中々難しいことです。
例えば、仕事の幅を増やそうと新しく資格を取ろうと勉強を始めたり、運動嫌いな人がダイエットでトレーニングを始めたりと、慣れ親しんだ生活習慣を自ら変えていくのは簡単ではありません。まだ、取り組み始めの時は、大抵モチベーションが高まっているので難なくできますが、日が経つにつれ次第にモチベーションが下がっていって、数日立つともう手をつけなくなってしまっている。
いわゆる三日坊主になってしまった経験は誰しもあると思います。
そんな時にモチベーションアップして、さらに維持・継続する事ができるようになる9つのポイントを紹介していきます。
目標を詳細で具体的なものにしていく
目標をより詳細にしていく事で、今何をすればいいのかという事が自然と明らかになります。また、物事を細かく区切っていく事で難しいと思っていた事が簡単に見えてくる効果があります。
例えば、『懿(うるわ)しい』という難しい漢字があります。これを書いて覚えるとなるとなかなか面倒臭そうに思えますが、『士とワと豆と次と心』を順に書いていけばそれで『懿』という漢字は書けてしまいます。
ぱっと見ると難しそうに見えても、実際は非常に簡単なものを積み重ねたものだったりするのです。
目標をいつでも見られるようにする
何か仕事などで集中的に忙しくなり、中々手が回らなった日が続いたりすると、折角目標を立てても次第に忘れ去られてしまいます。『達成したい!』『出来るようになりたい!』という意欲が薄れると努力を積み重ねていく事は苦痛以外の何物にもなりません。
そんな状況を解消させる為に、目標をいつでも目に見える様にしておきます。部屋にボードを作ったり、毎日開けるドアに張り付けたり、スマートフォンですぐ確認できるようにしていくと取り組んでいくという気持ちを維持・継続し、継続的に高めていけます。
また、実際にその目標を見ながら声に出していくと、常に意識して過ごせるようになっていきます。
最初の1か月が重要
普段の歯磨きやメールチェック、趣味や仕事といった日常の事は、慣れて習慣として無意識に行動できるので楽に行う事ができます。
新しく物事を初めると、意識して過ごしていく時間が多くなる為、多くのエネルギーが必要になってきます。
ここでよく例えにされているのが『ロケット』です。ロケットが地上から飛び経つ際膨大なエネルギーを消費し、巨大な燃料タンクを丸々使いきってしまいます。大気圏を抜け無重力状態になると慣性によって進めるので余分な燃料タンクを切り離し身軽にしていきます。
人もこれに似ています。何かをスタートして続けていくのは大変ですが、一度習慣難なく行えるようになります。習慣化するまでの目安として大体1か月かかると言われています。
その一か月は普段よりも自分に対してご褒美をあげたり、プチ贅沢をしたり、小まめにケアしてあげることが大切になってきます。
身の回りを片づける
身の回りを片付ける事は、モチベーションアップさせる非常に有効な手段の一つです。散乱とした状態を見ていると脳の中でも情報が入り乱れて漠然としてきます。身の回りを綺麗に整頓してあげる事で、ペンや書類、お菓子の位置を把握でき、必要な時に必要なだけ取り出すことが可能になります。
脳内でも必要なものと不要なものを選別しやすくなり、的確に情報を取り出しやすくなってきます。また、リフレッシュ効果もあるので最適です。
よく学生の頃勉強をしている最中に、だんだん部屋の掃除をしたくなるのも無関係ではないかもしれません。
面白い・楽しい方を選ぶ
ダイエットでも、趣味でも新しくやりはじめるものにも色々手段があると思います。一言でダイエットといっても、バナナ・黒酢・低炭水化物・ウォーキング・水泳・骨盤ダイエットなど多岐にわたります。
効果や費用様々な指標となる要素があると思いますが、続ける上で重要になってくるのはそれを楽しむ事です。効果があるけど負担のかかってしまう事は脳内の活動が抑圧され、維持・継続していく事が困難になりやすいです。
楽しむことでドーパミン分泌が活発的になり、意欲が湧いて学習能力も上がります。楽しむ事は身体的にも精神的にも良い効果を発揮します。脳が活性化して集中力が高まったり、免疫力が高まったりと多くの利点を備えています。
共通の友人を作る
人は社会的動物です。他人と関わりながらやる事で作業効率もあがり、アイディアも出てきます。
一人だと何か行き詰ってしまって停滞してしまった時は中々打破しづらいですが、共有できる友人がいれば具体的で友好的なアドバイスをもらえる可能性が高くなります。
ご褒美を作る
目標をクリアしていったら、小まめに自分に対してご褒美をあげる事が大切です。ケーキや服を買ってプチ贅沢をしてみたり、美味しい料理屋さんや映画館に行って気分転換したりするのもいいです。
大きな目標をクリアした時は、贅沢に欲しかったバックや靴を買ったり、旅行をしたりと欲しかったものいいですね。その目標の為に努力する意欲も出てきますし、苦労して得た達成感を効果的に味わう事ができるので、また新たにチャレンジする時にどんどん進んでできるようになります。
このお金は決して無駄な浪費ではなく、チャレンジャーになる為の必要資金です。
宣言する
身の回りの人に『~始めたい』『~をやりたい』と公言する事もモチベーションを維持・継続するうえで効果的です。人に宣言して自己呈示していく事で、物事を肯定的に自ら積極的に関わる事ができ良い状態でやっていく事ができます。
大体10人の人に話せば維持・継続してやることができるといわれています。これを宣言法というのですが、自己啓発系のセミナーでも自分の望みや願いを叶えるためによく使われています。
自分を褒めてあげる
最後のポイントです。これが一番大切な事です。
特に日本人は謙虚さを美学にする文化的背景があるので、まるでナルシストみたいで抵抗のある方も多いかもしれません。意識して自分を自分で認めて褒めてあげる事で自己肯定感も高まり、あらゆる物事に積極的に参加できるようになります。
また褒めていく事によってポジティブな思考を身に着けていきやすく、意欲・学習力向上など様々な効果が期待できます。ただ、やはり人によって中々難しいと思う人も多いかもしれません。その時は声色を好きな人に返還させると簡単にできる場合があります。
例えば『頑張ったね!偉い』などのフレーズを好きな人や上司、尊敬する先生や息子娘の声に転換させると不思議とできます。
まとめ
いかがでしたか?
今日紹介した9つのポイントを意識して生活していく事で、生活の質も良いものに変わっていくでしょう。
高いモチベーションを維持・継続できれば、あなたが期待した以上の成果がきっと目に見える形で現れます。今年もあと数か月、一日一日を有意義に過ごしていきましょう。