あなたは、今、自分の人生に心から満足していますか?
なんとなく幸せだから、これで満足しないと罰が当たりそう…なんて思って、自分の幸せや人生をあきらめていませんか?
今、それなりに幸せでも、もっともっと最高の幸せを望むことは可能ですし、それを叶えていくこともできます。
でも、そんな風に思えないときは、もしかすると、負のエネルギーに影響を受けているのかもしれません。
私たちは、怒りや悲しみなど人のマイナス感情だけでなく、否定するエネルギーに日々さらされています。
否定するエネルギーとは、「このままではいけない。」とか、「こうしなければいけない。」などといった、ありのままの自分の存在を否定するものです。
このような負のエネルギーは、意識的に解放していく必要がありますが、自分で行うのは難しく感じますし、お祓いなども信頼できる人が見つかるかわからないし、仮に見つかったとしても、時間的にも金銭的にも定期的に続けていけるか不安でしょう。
ですが、日本は言葉を大切にしてきた国ですので、誰でも唱えるだけで負のエネルギーを祓い、パッと清々しいエネルギーに変えてくれる「祝詞」というものがあります。
なかでも、日本古来からある「ひふみ祝詞」は、唱えることで負のエネルギー祓うだけでなく、本来の日本人らしい感覚を取り戻しながら、自然な形で人生をより良いものへと高めてくれます。
それでは、「ひふみ祝詞」がどのようなものなのか、どのように唱えると良いのかなどを見ていきましょう。
ひふみ祝詞とは?
浄化力が最も強い祝詞の一つと言われる「ひふみ祝詞」とは、どんな祝詞なのでしょうか?
その「ひふみ祝詞」とは、下記になります。
『ひふみ よいむなや こともちろらね しきる ゆゐつわぬ そをたはくめか うおえ にさりへて のますあせゑほれけ』
一文字も重なることがない四十七文字で構成されている「ひふみ祝詞」は、日本語のもつ言霊の力で、唱えるだけで私たちにパワーを与えてくれると言われています。
日月神示に登場するこの「ひふみ祝詞」ですが、この祝詞には、いったいどのような意味があるのでしょうか?
ひふみ祝詞の意味
「ひふみ祝詞」は、日本語なので読むことはできますが、その意味は文字を追うだけではよくわかりません。
意味が分からなくても、唱えるだけでその効果はあるのですが、意味を知って唱えるほうがより効果的です。
ただし、「ひふみ祝詞」の意味の解釈には様々ありますので、ここではその一例をご紹介します。
『ひふみ よいむなや こともちろらね』
宇宙間の生物、森羅万象は、恩顧(すべてのものに恵みを受けとること)により、生を享(身を捧げる)くるものなり
我々は、日常生活の就中にはすべて、日の神、月の神の慈しみによること、至大なり
『しきる ゆゐつわぬ そを』
日月の神は常に、死・老・病の苦悩を去らしめ、悪神をして、憑依する能わしめ(永遠の生成化育の発展を計り給う)
『たはくめか うおえ にさ』
陸の耕地は、年々豊かに富ならしめ、海の魚は、日毎に獲物あらしめ給う
『りへて のます』
老若男女を問わず、黙々として悦びて、働き以って、日月の赤子をして相和し、悉く(ことごとく)餓ゆること無からしめよ
『あせゑ』
朝に出て、日に背に汗し、夕に帰りては、陰陽和合の喜びをたのしみ
『ほれけ』
常に熱烈に、日の神、月の神の出現を祈り、かつ拝せよ
つまり、偉大なる宇宙の中にいる私たちは、日々今できることを一生懸命して、家族仲良く尊敬し、自然の恵みに感謝する、というようなことです。
そのため、これだけ唱えていれば、あとは要らないというくらい大宇宙のすべての心理が含まれている究極の言葉なのです。
ひふみ祝詞の効果
「ひふみ祝詞」は、47文字を1文字も重ねて使うことなく、これを唱えるだけで、「運が開け、病治って、嬉し嬉しと輝ける」祝詞です。
「ひふみ祝詞」を、何度も口に出して唱えることで、病が消えて、心身を祓い清める効果があります。
それは、「言霊」といわれるように、日本語は神様に近い言葉なので、その一文字一文字に神が宿っていると言われ、言葉そのものに力があります。
ですから、綺麗な言葉は祓い清めて浄化する力がありますが、汚い言葉を使うと穢れてしまうので、注意が必要です。
「ひふみ祝詞」の具体的な効果としては、
- 体調が良くなった
- 家の中の空気が変わった
- 就職が決まった
- 面接に通った
- 資格試験に合格した
- 親子関係が改善した
- 子供が落ち着いた
などがあります。
これは、「ひふみ祝詞」をただ唱えているだけで起きたわけではなく、特に就職や面接、資格試験などは、本人の努力も背景にありますが、「ひふみ祝詞」を唱えることで、例えば、オーラが明るくなり、面接官に良い印象を与えられたとか、集中力が増して資格試験の勉強がはかどったなどが考えられます。
また、「ひふみ祝詞」を唱えることで、食生活が自然に改善されていくとも言われており、体調にも良い影響が表れたのでしょう。
ひふみ祝詞の唱え方
「ひふみ祝詞」は、唱え方があります。ただ読めばよいというわけではありません。
祝詞は、お腹からはっきり声を出して、三・五・七のリズムで、歌をうたうように3回繰り返して唱えます。
最後の「れ」「け」だけは、節を長くして、2拍ずつとります。
自分の声の音域の中で、一番高い音で唱えると、良い波動で唱えられます。
言霊というのは、音や振動、共鳴することが、その原理にありますので、「ひふみ祝詞」を唱えるときには、声を身体中に反響させるようにすると、祝詞の効果をより感じられるでしょう。
さらに、「ひふみ祝詞」の効果を上げたいなら、文字を思い浮かべながら行うと良いでしょう。
なぜなら、言霊は、「文字の形」にも宿っていますので、文字の形を意識することで、そのパワーをもらうことができます。
また、「ひふみ祝詞」を唱えるときには、光のイメージを持つとさらに良くなります。
天からたくさんの光が、自分の頭頂に降り注ぐイメージです。
祝詞を唱えながら、文字や光をイメージするのが難しければ、自分の声を身体中に反響するように唱えるだけでも、充分効果がありますので、ぜひ試してみてください。
ひふみ祝詞の由来
「ひふみ祝詞」は、昔の人が「古神道の神」と繋がって、日本人らしい思考、世界観、生き方、食生活を、自然と身に着けられるようにと作られました。
一説では、弘法大師(空海)によって作られたとあるようですが、これは間違いで、古代から連綿と受け継がれている、秘伝的な霊感を持つ神言のようなものです。
私たち日本人は、魂の流れは古代日本をそのまま受け継いでいますが、その生活はまるで違っています。
現代での「ひふみ祝詞」の役割は、その生活、特に食生活を改善し、健康的に生きることにフォーカスしていると言えます。
そんな「ひふみ祝詞」ですが、古代ヘブライ語に訳すと、天照大神を岩戸の外に呼び戻した祈祷文になるというから、驚きです。
「ひい、ふう、みい、よお、いつ、むう、なな、やあ、ここの、とお」
という古くからの数の数え方がありますが、これはとても歴史が古く、これこそが、天照大神が岩戸に隠れたときに、外に呼び戻した祈祷文だという説があるのです。
なぜなら、これを古代ヘブライ語にすると
「HI・FA・MI・YO・TSIA・NANE・Y・KAKHENA・TAWO」
になり、日本語では
「誰がその麗し女を出だすやら、いざないにいかなる言葉をかけるやら」
という意味になります。
さらに、この祈祷を唱えるときには、周りの人が合いの手のように
「TETSE!(出てこい!)」
と唱和しました。
そこから、「ひい-てつ、ふぁ-てつ、み-てつ…」が、「ひとつ、ふたつ、みっつ…」となったと言われています。
「とお」に「てつ」が付いてないのは、ヘブライ語の「TAWO」は、「(彼女は)出てくる」という意味で、祈祷の時には、みんなで一緒に唱和したからなのです。
まとめ
いかがでしたか?
一日3回唱えるとよい「ひふみ祝詞」は、知らず知らずに影響されていた負のエネルギーを祓い、浄化してくれます。
それは、気づかないうちに色眼鏡をかけているようなものですので、外すだけで、いつもと同じ世界がまったく違う世界に見えることでしょう。
「ひふみ祝詞」を唱えることで、日本人特有の、思いやりがあって、和が好きで、自然を理解する性質を思い出すことができるはずです。
そして、そうすることで、直感力も高まり、自分らしい幸せに気づき、ありのままの自分で楽に生きていくことができることでしょう。
たくさんの方が、本当の自分に出会うことを願っています。
一番最初に記載されている祝詞の順番が違います。
「そをたはめくか」ではなく「そをたはくめか」です。
ご指摘ありがとうございます。修正させていただきました。