今、あなたは幸せですか?
辛くて辛くて、自分の人生を悲観していますか?
幸せの価値観は人それぞれですが、幸せな人生を歩みたいと思う気持ちは、みんな同じなのではないでしょうか。
実はどんな状態でも、ほんの少しだけ視点を変えてみると、もしかしたら幸せなのかもしれません。
幸せな人生とは、あなたの心一つで変化するものなのです。
幸せになるために、幸せと感じるために、どんなことをしたらいいのか、あなたの人生をより良いものにするために、少しだけお手伝いをさせてください。
仕事における幸せな人生とは 『小さな目標を作って有言実行! 』
なぜ一番最初にこの項目がきたのか?
それは、人生において大きく占めるのが、仕事だからです。
お勤めをしている人であれば、会社での拘束時間、残業、接待などうを含めると1日の大半の時間は仕事で埋まります。
専業主婦なら、ほぼ1日中仕事も同然ですし、お勤めをしながら、主婦業もこなしているなら、それこそ休憩すらほとんどありません。
このように、人生における配分を考えても、仕事の時間がとにかく長いのです。
そしてそんな毎日は、同じことの繰り返しのような気がして、退屈で、つまらないものに感じてしまう人も多いことでしょう。
しかし、同じルーチンであったとしても、同じ日なんて、1日だってありません。
幸せな人生とは、そのことへの気づきから始まるといっても過言ではないのです。
毎日の退屈を悲観していては、その日その日を頑張っているあなたが、報われないじゃないですか。
退屈ということは、仕事やそれに関わる自分の気持ちを持て余し、興味や刺激が足りない状態といえます。
好きなことを仕事にできていたら、退屈じゃない。
確かにそのとおりかもしれませんが、自分の好きなことを仕事にできる人なんて、ほんのひと握りです。
そして退屈は、好きな仕事をしていようと、どれだけ高いお給料をもらっていようと、有名な一流企業に勤めていようと、誰もが持ちうる感覚なはずです。
人は環境や状況に慣れる生き物です。
どれだけ幸せな環境にいようとも、その幸せに鈍くなってしまい、負の感情をなくすことは、おそらく不可能です。
ならば退屈を受け入れた上で、少しでも紛らわすために、毎日達成感を持つというのはいかがでしょう。
どんな小さなことでも良いので、1日の目標を決めて、誰かに表明してみてください。
なんなら、ご褒美とペナルティも決めてしまいましょう。
ここで重要なのは、決めた目標を誰かに話す(伝える)ということ。
有言実行は、達成できなかったときに『まあいっか』で、済まさないための法則です。
目標を人に言うことで、自分に甘えを許さないという緊張感と、達成のための責任感や使命感が生まれます。
誰かは職場の人でも良いですし、SNSを利用してもかまいません。
『私、今日は絶対○○をやります!できたら△△、できなかったら××します!』
たったこれだけ。
できれば、小さなことだけど簡単すぎず、あなたにとって、ちょっとだけ面倒なことだと、目標として丁度いいでしょう。
たとえば、お酒が好きな人なら、
『私、今日は絶対に職場のPC周りをキレイにします! 』
『できたら発泡酒じゃなくてビール、できなかったら3日間の禁酒! 』
バカバカしいと思うかもしれませんが、脳というのは不思議なもので、些細なことでも、目標と決めたことができると、達成感を味わうことができるし、できなかったら何だか悔しさを感じるのです。
有言実行の達成感は満足度に繋がります。
ただし、嘘はいけません。
偽りの達成は、自分自身への嘘となり、罪悪感として残ってしまうのです。
できなかったら潔く、『できなかった!』と認めることで、次にできた時、『今日は出来た!』という達成感を得られます。
それを毎日続けると、幸福度も上がっていくので、よろしければチャレンジしてみてください。
幸せな人生とは良き人間関係を築くこと 『量より質が大切です! 』
普段あなたが一緒に行動している友達はどのくらいいますか?
たくさん友達がいることは、確かにステキなことです。
しかし、友達がたくさんいることが、幸せとは言いきれません。
それほど仲が良くなくても、友達は友達かもしれませんが、知り合いレベルの友達が多ければ多いほど、余計なしがらみが増えてしまいます。
友達と言いきれない大勢の人たちと連絡を取り合うだけで、あなたの大切な時間はどんどん減り、本気で向き合い、信頼しあえるようになるかもしれない友人と、交友を深めるための時間がほんのわずかしか取れなくなってしまいます。
たとえば恋人は、吟味して吟味して、『本当に好き』、『この人と一緒にいられたら幸せ』と感じる人を選びますよね。
友人選びも恋人選びと変わりはありません。
社会人になると、会社や仕事での知人を友人と混同しがちですが、友達はあくまでも友達。
自分で選ぶことができるのです。
たとえ少数であっても、一緒に過ごして幸せを感じることができる友人と、できれば一生をともにしたいと思える、たった一人の恋人や伴侶がを持つことこそが、人間関係における幸福といえるのです。
幸せな人生とは人を恨まないこと 『孤独を楽しみ許すべし! 』
人を憎んだり恨んだりするのは、精神的にも肉体的にも疲れるものです。
それは、『嫌だな』と感じる人間のことを、『憎む、恨む』という形で考えて、あなた自身を傷つけているからといえます。
ハッキリ言います!
嫌な人や苦手な人のことばかり考えるなんて、時間の無駄です。
確かに理不尽な攻撃をしてくる人のせいで、孤独になることもあるかもしれません。
しかし、そんなときこそ『孤独』という言葉に悲観的にならず、自分を見つめ直す期間として、一時的に悩みや孤独、反省することを楽しんでください。
心の中で親友と語らうように、あなた自身を励ましてみるのも良いでしょう。
そしてひとしきり悩むことを楽しんだ後は、どんどん許してしまいましょう。
『許す』というのは、その人にされた嫌なことや、酷いことことを『無かったこと』にするとか、『何の問題もないから大丈夫ですよ』という意味ではありません。
『そんなことしても無駄ですよ、私は幸せになることを許されているんだから』という意味です。
誰しも幸せになる権利があり、それを許されています。
だから、相手が何をしてこようと、あなたは幸せになって良いのだということを、自分自身に認識させることが『許し』なのです。
許しはあなたの中に優しい心を生みます。
そして優しい心は、思いやりを生みます。
確かに簡単なことではないですが、それが信頼や愛情にもつながります。
ただし、時々でいいので、あなたに嫌なことを言った人に対して、少しだけ視野を広げてみてください。
言われた嫌なことは、あなた自身が気づいていたことではなかったですか?
あなたが嫌だと感じた理由は、自分自身、本当に正しいと思える理由ですか?
嫌なことを言う人の心は、あなたのことが嫌いと、イコールではありません。
中には、本気であなたを思って、嫌がられることをわかった上で、言ってくれる人もいるということを忘れないでください。
そして、あなたにとっての幸せな人生とは、そんな人が周りにいるということであると、後からでもいいので気づいてください。
幸せな人生とは見返りを求めないこと 『あなたはあなた』
ドラマなどで、『私を理解してくれる人なんてどこにもいない』というセリフをよく聞きます。
たとえばそれを、あなたに置き換えたとして、あなたは、たった一人のあなたでしかありえないので、全部を理解する友人や恋人を求めても、それは無理なお話です。家族であったとしても然りです。
そして同時にあなたにも、相手の全部を理解することなんてできないはずですし、そのことはきっと、本質的には理解しているはずなのです。
では、なぜこのような気持ちになってしまうのでしょう。
あなたはきっと、相手のことを全部とはいかないまでも、少しでも多く理解しようと、努力をしたのでしょう。
その結果として、自分が理解したのと同じくらいは、自分を理解してくれるはずだと、期待をしてしまったのかもしれません。
しかしその期待は、あなたの甘えであり、依存であり、相手に対して見返りを求めているということになります。
人に対する過剰な期待は、見返りがなかったり、期待していたものでなかったりすると、怒りや淋しさに変化しやすく、相手も自分も傷つけてしまいます。
確かに見返りというのは、必要な要素でもあります。
働いた分の給与を受け取る。
お金を払って商品を受け取る。
これは、物質的に正当に測れる見返り(等価交換)であり、社会秩序を守るためのものです。
人間の心は目に見えず、一人の人間であったとしても、そのときどきの機嫌や気分で変化してしまう曖昧なものです。
あなたがあなたであるのと同じように、他の人は他の人でしかありえないのですから、最初から、等価交換など無理だとは思いませんか?
ならば、関係が深い相手にこそ、期待した分の見返りを求めるのではなく、感謝をしてみましょう。
『私はあなたを理解しようと努力しているのだから、あなたも私を理解してください。』
ではなく、
『私はあなたを理解しようとしています。』
だけで、じゅうぶんなのです。
努力を惜しむことなく、理解したいと思う相手がいるということこそが、幸せなことなのですから。
そして、もしもお互いに理解し合えたなら、幸福以外のなにものでもありません。
見返りを求めない幸せな人生とは、無償の愛から始まる奇跡なのかもしれません。
幸せな人生とは自分に見合った経済力を持つこと 『背伸びをしない生活が一番』
経済的に余裕があることは、人生の余裕であり、幸福にもつながります。
ただし、余裕があり裕福であるということと、効果的な管理運用ができていることは、似ているようで違うのです。
もちろん、いつ何が起こるかわからない日常ですから、もしもの備えとして、ある程度の目標を持った貯蓄は大切です。
『宵越しの金は持たない』なんて生活は、恐ろしくて普通はできません。
しかし、貯蓄や資産を増やすことばかりを考えすぎて、『ここぞ』というときにすら、使えなくなっては元も子もありません。
お金は必要なときに、効果的に使わなければ、経済は回らず、どこかで歪みが生まれます。
そして、お金をたくさん持っていることを、幸せな人だと羨む人は多いですが、どれだけお金を持っていても、その人が自分の生活に満足していなければ、それは幸福とはいえません。
しかし本当に、幸せな人生とは、お金持ちになることだといえるのでしょうか?
たとえ年間に何億も稼いでいても、その分プライベートがほとんどなく、心が休まる暇もない、殺伐とした毎日を送っているかもしれません。
逆にお金がないからといって、それが不幸とは限りません。
欲しいモノが今は買えないけど、手に入れるために頑張っている自分が好きな人だっていますし、趣味や交友に時間を有効活用している人もたくさんいます。
それは夢や目標を持つことと等しいことです。
経済的に適度に余裕があり、適度に使う、あなたにはあなたの生活があり、それはほかの人と同じである必要はどこにもありません。
背伸びをせず、ごくごく普通の適度な生活をするというのは、人それぞれの価値観の違いもあるので簡単なようで難しいですが、あなたにとっての普通こそが平和であり、平凡こそが幸福なのです。
幸せな人生とは心の健康を保つこと 『笑顔があればなんでもできる! 』
健康状態が良好であれば、仕事、趣味、レジャーなども含め、快適な生活がおくれます。
だからといって、先天性の疾患や病気を持つ人を否定するわけではありません。
自堕落な生活により、なるべくしてなった人はともかく、好きで病気にかかる人はいませんから。
身体の健康はもちろん大切ですが、ここではむしろ、笑顔を主とした心の健康を意味しています。
心の健康は、幸福感でもあり、そこには笑顔が生まれます。
笑うと、ナチュラルキラー細胞が活性化して免疫力がアップします。
また、血流量や血糖値、α波にも影響があるので、脳が元気になり、思考力が向上、ストレスも緩和されて、認知症の予防にもなるという、いいことづくしです。
幸福を感じることができず、笑顔になれないでいると、風邪をひきやすかったり、怪我が治りにくくなるということも、調査結果に出ているそうです。
ですから、たとえ空元気(からげんき)の作り笑顔であっても、元気だと自分に言い聞かせ、できるだけ笑うことが大切なのです。
ただし、無理に笑うのは辛い時もありますから、どうしても辛い時は泣いてストレス発散をして、そのあとでまた笑顔になってください。
人間とは、笑顔という『特効薬』を生まれついて持っている、とても幸福な生き物なのです。
せっかくの特効薬ですから、どんどん有効活用して、どんどん幸せになるべきだとは思いませんか?
幸せな人生とはチャレンジできるということ 『果敢にチャレンジして幸福のループを回しましょう』
何かにチャレンジするというのは勇気がいるものです。
『どうせやってもできないし、無駄になるだけならやらなくてもいいや』
なんて思ってしまうことも多いでしょう。
しかし、どうせ諦めるなら、やってみてから諦めませんか?
もちろん、家庭の事情や周囲との軋轢などで、どうしてもできないこともあるかもしれませんが、それはまた別の話として、自分の心ひとつでできる挑戦を諦めてしまうのは、非常にもったいないことです。
やらずに『できない』と決めてかかってしまっては、あなたの可能性が狭まってしまうではないですか。
できるできないではなく、チャンレンジしてみようと思う気持ちは、人として成長するために大切なことです。
それに自分の人生を思い返したとき、『やってみたけどダメだった』と、『やっぱりやっておけばよかった』では、悔いの残り方に大きな違いが出てきます。
どんなことでもチャレンジし続けることで、諦めの気持ちから前を向くことができるようになり、少しずつでもできるようになっていく成長の喜びから、自信につながります。
自信を持つことができれば、人に優しくなれますし、そんな自分を好きになっていくこともできます。
自分を好きになれると、今までの価値観や考え方を思い直すこともできるようになり、また新たなチャレンジをする気になり、成長と喜びを感じ、自信が生まれ、人に優しくなれて、もっと自分を好きになって……。
この繰り返しで幸福のループが出来上がるのです。
幸福のループを上手に回せるようになると、卑屈な気持ちも薄れていくので、どんなこともポジティブに受け止めることができるようになり、幸せな人生を送る助けとなるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
幸せな人生とは、それぞれの感じ方しだいで正解がありません。
しかし、誰にでも共通していえるのは、何もせずに過ごすだけでは、幸福を手に入れることができないということです。
『努力しなければ得られないなら、面倒だから幸せじゃなくてもいいや』なんて言わないで、ほんの少しのチャレンジから始めてみてください。
努力は必ずあなたのプラスになり、そこにはきっと、幸福な笑顔に満ちた人生が待ち受けているはずです。
『自らが幸福であれば、周囲の人たちの幸福度が6%アップする』という研究結果もあるそうですから、自分だけのためではなく、あなたの大切な人たちのためにも、あなた自身が幸せであるべきなのです。