風水をご存じですか? 占い? おまじない?
ややこしい。面倒くさそう。そんな声が聞こえてきそうですね。
風水とは、約4000年前に中国で発祥した風(気、エネルギー)の流れを取り入れた環境学のこと。良い土地を探し、その上に都を建てるために使われてきた歴史があります。
風水は、国の都を決定するのに使われるくらい信頼されていたということですね。
この世の全てのものは、「木・火・土・金・水」の5つの要素(五行)に分類されるというのが風水の考え方です。
方位、五行、色など、自分をとりまく環境を全体的にみていく環境学としても知られています。
自分に与えられた環境の中でいかに人生を幸せに開いていくか。
その方法を教えてくれるのが、風水です。
風水の基本はまず方位を知ること。それぞれの方位に、得意分野とする運気があります。
今回は、風水の方位とその方位が意味する運気をみてみましょう。
風水の方位はどのように知ることができるの?
家の中心を探し、そこに方位磁石を置いて東西南北を調べます。
家の中心の求め方は?
例えば、マンションの場合
マンションの多くは四角形ですので、間取りの隅から対角線を描き、その交わる点(図の矢印)が中心となります。
次に、四角形ではないマンションや戸建ての場合
四角形になるように補い、同様に対角線を描き中心を求めます。
これは自分の部屋、寝室、リビングなどにも応用できます。
例えば、自分の部屋を家にみたて、中心に方位磁石を置き、東西南北を求めます。
そうすると自分の部屋にも風水を使うことができ、そこを良く使う人(自分の部屋なら自分)の運気を上げることができます。
方位をみることができましたか?
では、8つの方位が意味する運気をみていきましょう。
「北」:恋愛運・性
北は「水」の気を持つ方位です。悪い気を流してくれる作用があります。水は滞ると腐りますから、常に流れるように清潔にしておきましょう。
恋愛運や性を意味する方位です。プラスに働くと、お互いに自立し、精神的な成長にもつながる恋愛をすることができます。
「北東」:転職・転居
北東は「土」の気を持ちます。高い山を表し、気が生まれ、流れ始めるという方位です。
変化を呼ぶ方位でもありますので、自発的に動き、変化を求めるなら、活性化させる赤を取り入れると効果的です。
「東」:発展・仕事運・勉強運
東は「木」の気を持つ方位です。太陽が昇る方位の東は、木が大きく成長していくのに似ています。
音や情報にも関係している方位ですので、ステレオやパソコンなどを置くのも効果的です。
「南東」:結婚運・恋愛運
南東は「木」の気を持ち、風を呼び込む方位です。
風に乗って、さまざまなご縁を運んでくれます。ウィンドベルを窓際に吊るすなど、風を意識できる空間を演出すると効果的です。
「南」:人気運・知性・美
南は「火」の気を持つ方位です。悪いものを燃やす作用があります。
火の気を高めるには、火を大きくする木の気と相性が良く、観葉植物を置くと効果的です。
知性や直感力が増し、内面の魅力が高まることで外見の美が磨かれ、人気運のアップとつながっていきます。
「南西」:家族運・安定
南西は「土」の気を持ち、低い土地を表します。
低いところは安定していますので、プラスに働くと、家庭円満につながります。
良くも悪くもさまざまなものが集まりやすいです。乱雑にならないように整えておきましょう。
「西」:金運・豊かさ・楽しみ
西は「金」の気を持つ方位です。金の気は、きれいな水の気で大きく成長しますので、水回り(例えばキッチンなど)が西にあると、家全体の金運アップにつながります。
この方位がプラスに働くと、豊かさ、満足感を得ることができ、仕事もプライベートも充実するでしょう。
恋愛運にも関係がありますので、赤い花を飾るのも効果的です。
「北西」:地位・出世・貯蓄運
北西は「金」の気を持ちます。別名「主人の方位」とも呼ばれ、家族や会社のトップを表す方位です。
この方位がプラスに働くと社会的名声が得られ、事業も流れにのります。結果、貯蓄運にもつながります。
マイナスに働くと独裁的、傲慢に傾き、和が乱れることになります。淡い色を取り入れ、柔らかさを意識づけると効果的です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、8つの方位をみてきました。
「木」は「火」を大きくし、「水」は「火」を消す(小さくする)など五行の考え方もおもしろいですね。
それぞれの方位が持つ得意な運気をいかに活かすか。
まずは自分の部屋の方位を調べ、どこを整えたら自分が望む運が開くのかをチェックしてみてください。
環境が人を育て、結果として、運をつくるとも言えます。
「環境が運を引き寄せる」
環境学とも呼ばれている風水。
すごくおもしろいと思いませんか?