夢占いで、花の夢が象徴するものとはなんでしょう?
花は、色鮮やかで、見る人の心を浮き立たせます。
花が咲く理由は、蜜を内部に作って蜂に受粉してもらうこと、すなわち『子孫を残す』ためです。
夢占いにおける花は、異性を惹きつける魅力を備えていること、女性的な魅力、才能や努力の開花、努力がやがて実を結ぶことなどを意味します。
土に落ちた種子が芽を出し、茎を伸ばし、花を咲かせて実を結ぶ課程は、人間の営みとまったく同じです。
花が咲くというのは、内部に蓄積された今までの努力が外の世界に表出することであり、そこから蜂などの媒介するものを引き寄せ、受粉、すなわち、結婚をして実を結ぶという、もっとも華やかな季節の象徴です。
咲き誇った花は、あなたの人生の季節が今もっとも美しいことを示し、人を魅了し、これから実を結ぶ季節に入ることを暗示しています。
枯れた花は、愛が終わった可能性を示し、次の花が咲くまでの充電期間であることを示します。
ドライフラワーは見せかけだけの愛を示し、本当の愛とは程遠いところにいることの警告でしょう。
花が咲いている場所にも注目してください。
では、もっと具体的に、花の夢を分析していきます。
オレンジの花の夢
オレンジの花の夢占いは、あなたの明るさが周囲を照らしている暗示です。
今、あなたは人間関係をはじめ、仕事もプライベートも充実していて、楽しい時間を過ごせているはずです。
ただ、夢の中でオレンジ色の花が咲き乱れているとき、あなたは周囲の注目の的になっていますので、その分、嫉妬も招きやすくなっています。
人気が出たときこそ謙虚に、思いやりを持って人に接してください。
コンパニオン、店員など、人前に出るお仕事は今が絶頂期です。
周囲にもらった愛情を跳ね返して明るく光り輝いてください。
ピンクの花の夢
ピンクの花の夢占いは、恋愛運の高まりを示しています。
ピンク色の代表的な花であるコスモスが夢に出てきた場合、今、あなたは恋する乙女の状態で、ロマンチックな世界に住んでいることでしょう。
恋愛の最中に、『地に足を着けて』と言われてもなかなか難しいです。今しかない恋の季節を存分に味わってください。
ただ、桜の夢は、あまりいい意味を持ちません。美しい季節は長続きしない暗示です。
桜が満開の夢は、今が絶頂期で、あとは散ってしまう儚い恋をそのままあらわします。
ピンクの花は、恋愛運の高まりと、その後に来る寂しさ、虚しさも含みますので、それも若さの特権、とすべてを味わい尽くすつもりで身を委ねてください。
恋愛は人生の彩りです。
後に、きれいな思い出になって蘇り、心を潤してくれるでしょう。
黄色い花の夢
黄色い花の夢占いは、金運の向上と順調な人間関係の象徴です。
周囲を明るくさせる黄色という色は、東洋人の瞳にはもっとも目に留まりやすく、中国の歴代王朝は、黄色の服は皇帝しか身に着けてはいけないものでした。
人を支配したり、支配されたり、目立ったり、黄金に似通っていたり、黄色にはポジティブで強いメッセージが込められていて、創造力の塊になっています。
黄色の代表的な花であるヒマワリの夢は、熱烈な片思いを示しています。
ヒマワリがこちらをじっと見ている夢は、誰かがあなたを熱烈に欲している暗示で、あなた自身もそれに気づいているかもしれません。
黄色い菊の夢占いは、誠実な恋のあらわれです。
変わることのない愛情をお互いに注ぎ合える理想のパートナーに出会えるかもしれませんので、恋が訪れたらすぐに掴めるよう、準備しておいてください。
青い花の夢
青い花の夢占いは、総合的な幸運を示す吉夢です。
青い鳥、花嫁が青いものを身に着けると結婚生活が平穏になるなどのおまじない、スカイブルーは直観力の高まりを示す、など、青い花は生命力の高まりと幸運の到来を示しています。
今の自分とはかけ離れた幸運が舞い込むというよりは、より身近なところにある思いがけない幸運に気づく感じでしょう。
本当は、幸運はすぐ身近にあって、あなたがそれに気づくのを待ってくれているのかもしれません。
青い花が印象的な夢は、潜在意識が実はあなたは幸せであるということを気づかせようとするメッセージでもありますので、日々感謝の気持ちで過ごしてくださいね。
赤い花の夢
赤い花の夢占いは、情熱的な恋の始まりの暗示です。
情熱的で美しく、燃え上がるような恋愛があなたのもとに訪れるのももう間近です。
とくに、赤いバラをもらう夢は、異性から熱烈な求愛を受ける可能性が高いでしょう。
赤い花が散ってしまう夢は、処女を不本意な形で喪失する暗示になります。
もし枯れてしまった赤い花が夢に出て来た場合、恋愛の終わり、情熱が覚めてしまった、飽きてしまったなどの感情の変化を示します。
赤いカーネーションが夢に出てくる場合は、プラトニックでかつ真剣な恋愛が訪れることを暗示してます。
赤いバラの夢とは違って、つつましく、長続きする穏やかな恋愛が始まりそうです。
基本的に、赤が目立つ花の夢は、愛と情熱を意味し、積極的に動いたほうが成果が大きいので、好きな人がいる場合はアタックのチャンスです。求愛を受けた場合も、受け止めていくほうが幸運がつかめるでしょう。
白い花の夢
白い花の夢占いは、純真な愛を示します。
夢にでてきたのがカスミソウならば、相手に献身的に愛を捧げる暗示です。
白いユリの花ならば、あなたが高嶺の花になっていて異性から近寄りがたい印象を持たれている可能性があります。
花嫁の色である白は、純潔を示すのと同時に、汚れやすさを示す場合もあります。
夢の中で、白い色の花がくすんで見えたり、散ったり、雨に打たれていた場合は、純粋な気持ちを失ってしまう暗示になりますので注意してください。
白い花を誰かにあげる夢は、真心を誰かに捧げる暗示です。
白い花をもらう夢の場合、あなたの純真さが周囲に受け入れられている暗示です。
もしかして、純真さにつけいろうとしている人が周囲にいるかもしれませんので、気をつけてくださいね。
満開の花の夢
満開の花の夢占いは、あなたが今なにかにピークを迎えていて、可能性に満ちていると周囲に見られている暗示になります。
恋愛に限らず、努力していたことが認められ、才能が花開いたり、認められたり、受け入れられます。人生においてそう何度もないピークを迎えることになりそうです。
花が咲いたのちは、実を着け、誰かに何かを引き継いだり、その先にも楽しみがあります。ただ、やはり花は満開のときが一番心が浮き立ち、活力に満ち溢れます。
今、周囲から注目を浴びていて、何をしていても目立つ時期に入っているので、目立ち過ぎて嫉妬されたり、意地悪されたりする可能性もありますので、その点は注意されたほうがいいでしょう。
ただ、桜の花が満開である場合に限っては、あまりいい意味を持ちません。
良い時期は長く続かない、一時の繁栄、散る運命など、儚さの象徴になりますので、気を引き締めてください。
花をもらう夢
花をもらう夢占いは、誰かから求愛されたり、自分から求愛したりする暗示です。
一般的に、花を贈る側が求愛を受け、送られる側が求愛する側になります(逆の場合もありますが)
美しく生き生きした花をもらう夢は、これからあなたが恋愛を経験して人生の春を謳歌する暗示です。
とくに生花である場合、モテ期が到来するなどの恋愛のチャンスですが、一方で、その季節はあまり長くありません。充実させて悔いのないようにしてください。
造花をもらう場合は、目立ちすぎて人から嫉妬されたり、邪魔が入ったりする可能性を示唆しています。
恋愛は、あまりかんかん照りの場所よりも、半日陰の湿った場所にこそよく育つものです。
長続きさせたいなら、あまりオープンにしすぎるのも考え物です。余計な嫉妬も多くなってくるので、『秘すれば花』で行きましょう。
花が咲く夢
花が咲く夢占いは、今までの努力が報われる暗示です。
今まで長く時間をかけて努力していればしているほど、大きく高く評価されるでしょう。
咲いている様子が豪華であればあるほど、注目度も高く、人目を引くことになります。
一生のうちに花が満開になる夢は、そう何度も見られるものではありません。
ただし、体の悪い人が満開の花畑などにいる夢は、あの世へ渡る予行練習かもしれませんので、変化に注意してください。
花を植える夢
花を植える夢は、幸運が短期のものにとどまらず、長続きする暗示です。
とくに、鉢植えの根の付いた花を土に植える夢は、あなたが幸運に舞い上がったりせず、地に足を着けて生きている暗示になります。これから長い間、幸運を維持できる能力を備え持っているあらわれだと解釈してください。
花が咲く期間は通常短く、手をかけないとすぐ散ってしまいますが、『土』という潜在意識の象徴に花を受けつけることで、それはまた来年も、再来年も次々と花を着け、実を成らせることができるようになります。
土に親しみ、愛情を持って花を育てられている夢なら、幸運を約束されたものとして受け取り続けることができるでしょう。
まとめ
花の夢占いは、いかがでしたでしょうか?
花は、自然界の最高傑作です。
花は性の象徴でもあり、魅力の源泉であり、植物の恋愛、ハチたちの食糧、結合の象徴です。人間界にもたくさんの影響を及ぼしています。
花盛り、秘するが花、花冷え、花見、など花に関する慣用句もたくさんあり、自然界でもっともダイナミックな営みを象徴するものです。
満開の花は夢の中でもなかなかお目にかかれませんが、美しい花が少しでも夢に出てくるだけで、運気がかなり好調であることを示したりもします。
夢の中でもし花に出会ったら、故意に抜いたりせず、そっと鑑賞してください。
その花は永遠に、心の中に在り続けるでしょう。