彼氏から軽く嫉妬されて、『私のことを愛してくれているのね!』と嬉しくなった経験はありますか?
『俺だけを見て!』なんて言われたら確かにくすぐったい幸福感で一杯になるかも知れませんね。
でも、その嫉妬によって貴女の言動や気持ちまで制限されて不自由に感じるようなら、ちょっと考えものです。
彼氏を大切に思うなら、なおさら、二人の関係を健全に育てていくためにも一度対策を考えてみた方がいいかも知れません。
そんな貴女にきっと役に立つヒントをお送りします。
『嫉妬』という感情
心理学者の原裕輝先生によると、
『嫉妬は、自分以外の人の影響を受けて感じるもの。その自分以外の誰かに負けてしまったような感じ=敗北感を感じて起こる感情』
なのだそうです。
嫉妬は苦しい感情で、その苦しさから逃れるために、普段その人がしないような行動までをも引き起こさせます。
これを原先生は『嫉妬の罠』と呼んでいます。
いくつかの代表的な罠の中に『不信感を感じる』というものがありますが、嫉妬深い彼氏も、もしかしたらこの罠にはまってしまっているのかもしれません。
貴女に『負け』たことにより、彼自身の価値を見失って
『無価値な俺に貴女はこんなことをするのではないか?』
とネガティブな想像と思い込みの心理が働いてしまう…結果、貴女を必要以上に縛ってしまっている可能性があります。
罠にはまってしまっている彼に、うまく目を覚ましてもらえるように対策を考えてみましょう。
目を覚ましてもらうためには、彼に自信を回復してもらう必要があります。
二人のルールを決める方法
まずは、お互いの理性をうまく使って、お互いを楽にしていく方法です。
お互いの意見や思いを話し合い、きちんと二人の間のルールを決めていきます。
ルールというと堅苦しいですが、一緒の時間を過ごす中で、一つ一つ確認しあうやり方をしていると進めやすいと思います。
例えば、
・LINEでの返事は半日単位で考えておこう(但し仕事等で無理な時はその旨伝えること)
・冗談でも『バカじゃん?』等けなす言葉は使わないようにしよう
・落ち込んでいる時は、まず『今落ち込んでいる』と伝える(理由は話せるようになってからでいい)
等など。
直接的に嫉妬につながる『異性関係』については、特に具体的に決めましょう。
例えば
・異性と二人きりで会わない
・異性と連絡先をやりとりしない
などです。
お互いに『相手にされたら嫌なことは何か?』を想像して決めていくとよいでしょう。
もし、どちらかが不愉快になる出来事があったら、その度にルールを追加したり修正したりして行きましょう。
自分の気持ちや考え、状態を『言葉で相手に伝える』ことは、努力が必要なことですが、感情のままぶつけあうのではなく、一度考える作業が入るので、冷静になれるし、うまく回りだせばお互いに自信もつきます。
この方法をうまく使える間柄なら、今後もお互いの良いところを認めあえる素敵な関係になって行けるでしょう。
自分の気持ちや考え、状態を言葉で相手に伝えることができると彼氏との関係だけでなく、仕事や友人関係も良くしていけること請け合いですよ。
彼氏も一緒に遊びに誘う方法
異性のお友達と遊ぶ機会の多い貴女。
『そんなのいちいち嫉妬されても困る!』となりますよね?
貴女の仲良しの異性が、本当にただのお友達なら、いっそのこと彼も一緒に遊ぶ仲間に入れてしまいましょう。
全く後ろめたくないということを彼氏に理解してもらうのには最善の方法です。
もし、異性のお友達と彼が意気投合してくれたら、貴女にとって一番助かるし、彼にとっても交友関係が広がっていく良いきっかけとなりますね。
異性の友人と彼の共通項を見つけて、みんなで盛り上がれる良い企画を考えてみましょう。
そして、うまいこと友達と彼氏と貴女が一堂に会したら!ここぞとばかり、友達を相手にさわやかに彼氏自慢をして彼を大いに照れさせて、自信を回復してもらっておきましょう。
判断を彼氏に委ねてしまう方法
過去に彼氏ともめてしまった『メンバーでの遊び』のお誘いがまた来た…行きたいけど、行って、また、彼のご機嫌を損ねるのもうれしくありませんね。
それならばいっそ、
『いつものメンバーに、またこんな風に誘われたの。私は行きたいけど、貴方が本当に嫌なら行かない。どうしようか?』
と、彼にぶっちゃけて相談し、行く行かないの判断を委ねてしまうという方法もあります。
『大事な友達だけど、貴方の気持ちの方がもっと大事だから。』と真剣に相談をする態度は、嫉妬で不機嫌になってしまった彼の心にきっと響くはずです。
『この子はこんなに自分を大事に思ってくれているんだなあ。』と自信を取り戻してくれる可能性大です。
行ってほしくないけど自分が『行くな』とは言えない…という彼氏なら、前述の『一緒に遊んじゃおう』の方法へ切り替えるもの良い案だと思います。
第三者に入ってもらう方法
いろいろと試してみたけどやっぱりうまくいかないという場合、第三者に協力を求める方法もあります。
共通の友達に相談し、その友人から『それは束縛しすぎだよ?』と彼にアドバイスをしてもらいましょう。
ついでに、『あの子(貴女)は浮気するような子ではないよ。ああ見えて、きみ(彼氏)一途なんだよ。』と太鼓判を押してもらいましょう。
同じ場に貴女がいるならその場で、『束縛するところ以外は大好きなの。』という彼へのフォローもしっかりしておきましょう。
まとめ
いかがでしたか?
『嫉妬』という感情は、抱いた本人も周りも苦しいものですね。
貴女や貴女の大切な人が嫉妬心に振り回されているなら、ぜひ罠から抜けられるように助け合えるといいですね。
この記事が少しでも貴女のお役に立てることを願っています。