私たちがこの地球に生まれてきた理由、それは何だと思いますか?
実は、その理由は、自分で課題を設定し、目的を果たすためだと言われています。
そして、今世で成し遂げようと決めてきたこと、未来の構想のことを「ブループリント」と呼んでいます。
このブループリントは、人生の設計図、マップのようなものだとイメージして下さい。
では、ブループリントを知ることで、何がわかるのでしょうか? 何か良いことがあるのでしょうか?
ここでは、ブループリントへの理解を深めるために、関連した内容を私の体験を交えながら順番にお伝えしていきます。
それでは、ブループリントを知る旅へ、一緒に踏みだしてみましょう!
ブループリントは誰もが持っている数枚の設計図
ブループリントとは「未来の設計図」で、誰しもが持っています。
私の波乱万丈な人生を振り返ってみると、どうもこの設計図は何枚もある、と考えた方が良さそうです。
大枠は決まっているのですが、数枚の設計図を行き来しながら最終的には1つの目的を果たす、そんなイメージです。
この行き来を選択せざるを得ない色々な出来事にぶつかることで、「本来の自分に戻る」修正をせまられているかのようでした。
どうしようもない力が作用している、と感じたことはありませんか?
私たちは、自分で未来に向かってさまざまな体験を重ね、過去からの積み重ねで未来を作っていると考えています。
そして、過去からの積み重ねならば、過去は動かせないから未来もおおよそ決まっている、積み重ねるものはそうそう変化しない、と考えています。
私の場合、
私は音楽が好きで、子供の頃から鍵盤楽器をしていた。 ➔ 一生懸命練習した過去が、専門学校の試験に受かるという事実につながり、音楽の仕事に就けた、という未来につながりました。
しかし、今は音楽の仕事をしていません。
私は、道を踏み外してしまったのでしょうか?
そうではありません。
今思えば、私の中には「ある一貫したキーワード」があるからです。
それについては……最後の方で触れますね。
話を元に戻すと、ブループリントは、途中で数枚の設計図を変更することで、最終目的を常に明確にしているのです。
では、最初の音楽の道が間違っていたのでしょうか?
間違いや体験がムダになっている、という感覚はありません。
ブループリントは、どう考えても何枚かある設計図を行き来しています。
未来を知りたいと思ったきっかけから
未来を知りたい、私の人生の大きなテーマって何だろう?
そう思った瞬間から、ブループリントを知るきっかけが生まれ、さまざまな出来事に遭遇していきます。
私がスピリチュアルの世界にどっぷりはまるきっかけとなったのは、職場で仲良くなった人に生まれて初めて水晶をみせられたことでした。
「これ、水晶って言うんだ。」
透きとおった石のかけらでした。
「あんまり人にはみせないけど、あなたにはみせてあげるね。」
と言い、水晶をみせてくれたのです。
その人なりに、何か私にその水晶をみせた方が良いと感じたのでしょう。
その日から二人で水晶や占い、瞑想の話が共通の話題となりました。
しかし、私の中でどうしても「腑に落ちない」ことがありました。
なぜ、占星術は生年月日から割りだすのだろう、ということです。
雑誌の後ろに載っている星座占い、いわゆる「今月のあなたの運勢は? 」みたいなものを、私は全く信じていませんでした。
「星座ごとに運勢が決まっているのなら、12通りの運命しかない、そんなはずはない」
と感じていました。
でも、なぜ人は占いをあてにするのだろう?
朝の番組で「今日の1位は、○○座」なんて目にすると、「今日は占いで1位だったから気分がいい、良いことないかな~」なんて、ふだん、占いの話なんてしない人にもそういわせてしまう占いとは何だのだろう?
昔の言葉で「転ばぬ先の杖」って言葉があるくらいだし、ちょっと先のことがわかっていれば、楽は楽かもしれない……
しかし待てよ! 未来は決まっている? ってことなの?
いやいやそれはおかしい。
私は、音楽の勉強をしてきたから、この職業についた。
過去の積み重ねという形で、自分自身で未来をつくってきたはずなのに、すでに未来は決まっているのだとしたら、「こうなる」と決まっていたのだろうか?
そして、水晶の彼女と食事をしながら話すうちに「運命」「シンクロニシティ」という、自分の力ではどうにも変えられない何かがあることを知るようになります。
彼女自身、なぜあの日、私に水晶をみせたくなったのか、説明がつかない、と言うのです。
でも「こうして一緒に食事をしたり、仲良くできたんだから嬉しいよ」
と、ニコニコ話している彼女との時間は、私にとっても楽しい時間だったのです。
当時の私たちのバイブルは、「アウト・オン・ア・リム」でした。
シャーリー・マクレーンの本を二人で読み漁り、あーでもないこーでもないと色々な話をしました。
「何かある」みえない力を探す旅は、すでに始まっていたのです。
そして「生まれた瞬間に決まっている事柄」が、星占いの1コマではなく、もっとあるとしたら…、私たちは過去から未来に向かっているけれど、実は未来は決まっていて、ただそこに向かっているだけならば、私も先に「その未来」を知りたい! と思うようになったのです。
未来を知りたい!
もし、あなたもそう思うのなら、まちがいなく、必ずどこかで、ブループリントについて知るチャンスが巡ってきます。
知りたい、と思った瞬間、ベクトルがそちらに動き出すからです。
星占いもブループリントのひとつ?
未来を示す、という点では、ブループリントの一部ととらえても良いかもしれません。
星占いとは「天体の配置」から運命や傾向、性格、未来を読み解くものです。
星は、地球から遠く離れているため、時差があり、今みている星は過去をみていることになるのです。
生まれた時の星の配置は、「動かしようのない過去の事実」です。
また、天体の動きは、決まっています。
ですから、占星術は「過去から未来へのメッセージ」ということになります。
昔、星占いを信じていなかった私に「インド占星術」ジョーテッシュを受ける機会が巡ってきました。
スピリチュアル探求の波は、途切れることなく、水晶の彼女の次は、妹から瞑想教室へ行こう! と誘われるのです。
実際に行ってみてわかったことは
- 瞑想によってリラックスできること
- 宇宙とつながれること
- 潜在意識を活用できるようになること
- 瞑想はインドのアーユルヴェーダという知識の1つで、他に食事療法やオイル・マッサージ、星占い(ジョーティッシュとよばれるもの)や建築、音楽とさまざまなものがある
私の「未来」探求は続きます。
ジョーティッシュ(星占い)を受けてみたのです。
インドから来日してきた先生たちによるコンサルテーションです。
先生たちは「瞑想を続けたら、このような素敵な未来が訪れますよ」と話して下さいました。
ブループリントとは「人生における青写真」なので、たしかにジョーティッシュでも生まれつきの体質、性格、使命や未来予測を示していました。
なるほど「瞑想したら思い通りの人生を歩めそうだな、ジョーティッシュの結果も良かったし、楽しみだな」とワクワクしていました。
ワクワクすることは良いことです。
しかし、ここで大きな「思い違い」をしていました。
ブループリントは、生まれてくる前から自分で何をしようか決めてきているものです。
しかし、この設計図は1通りの構想ではなく、実は同時に何枚もの構想が存在していたのです。
そのため、ジョーティッシュでさえも膨大な人生の設計図のほんの1コマに過ぎない、ということだったのです。
つまり、ジョーテッシュで示されたワクワクとした未来はやってきませんでした。
そして、私は、「やっぱり星占いはだめだ」と、続けていた瞑想も辞めてしまいました。
もし、その当時の私が、星占いが当たらないのではなく、星占いも設計図の1枚を示しているだけであり、『示された未来を選択しない自分も存在する』ことに気づくことができていれば、違う選択をしていたことでしょう。
ブループリントと魂の記憶との関係について
私は、あるリーディングを受けた時に「魂には色があり、それぞれに特徴や使命がある」と知りました。
おそらく、この魂の記憶が「ブループリント」の大枠です。
ここからは、私が「魂の記憶」について知るきっかけとなった話をしたいと思います。
ある日、私がビールを飲んでいた時、父親がふと「親戚のおばさんがビールのジョッキを触ると、泡が消えちゃって、アルコール分もぬけるんだよ」という話をし始めたのです。
今思えば、我が家は不思議一家です。
父親の話は「手かざし」という、みえない力の話で
「レイキっていうらしいよ」
と突然、話し始めたのです。
「やっぱりみえない力はある、レイキか! それだ」
さっそく、レイキを伝授していただける先生を探し、そこで各種リーディング、ヒーリングを受けることになりました。
その1つが、魂の記憶に関するリーティングです。
そこでわかったことは、
どうも、魂には色がついているらしく、私の場合は完全にインディゴではなく、インディゴに近い青、それに少し茶が混じっている魂である、ということ。
私たちは、肉体に入ってくる前、「スピリット」という肉体のない状態で存在します。そして、肉体に入ると、魂(ソウル)をもつことになります。
この魂は、肉体に入った時点で、スピリットとは違う「魂」というものになります。
そして、スピリットだった魂は、ブループリントを知っています。
どんな設計図を持っているのかわかっているのです。
しかし、設計図を持っているからと言って、勝手にその通りに生きてしまうわけではなく、どう生きていくかはその人に任されます。また、当然ながら、人によってその内容は異なります。
それを、どうも魂の色で表現しているようです。
ちなみに私の魂の色は、
- 青:慈愛、博愛(例はマザーテレサ)
- 茶:シャーマン系(森の中に住み、ハーブや木の実を育てる、ハーブを煎じて薬をつくる、例えるなら森の魔女)
でした。
それを聞いて、腑に落ちたことがありました。
- ジョーティッシュで「女性が喜ぶことを提供する」と言われていた。
- この時、すでに音楽の仕事を辞めて、「福祉の世界」に進んでいた
- 母の実家は農家で、母は今でも菜園やガーデニングが好き、そして私もハーブやお花が好き。
この日、魂の色を知ったことで、私は転職したこと、進むべき道が間違っていなかったことを確信しました。
それにより、誰がなんと言おうと「福祉の世界でがんばる」と心に誓ったのです。
ブループリントを知ること、自分の使命を知ることは、自分の道が誤っていなかったこと、このままで大丈夫、と自分に自信がもてるようになることかもしれません。
この時は、私は「福祉の道」という一枚のブループリントを選択したことになります。
この選択は、本当にシンクロだらけでした。
福祉の仕事に関する情報を次々と知ることができたのです。
音楽の仕事を辞める時に「福祉の仕事をしたら必ずケアマネジャーになるんだ」という目標ができて、学校や講座を簡単に探すことができました。
ブループリントの1枚を選択し、「こうなりたい」と思った瞬間、人生は大きく進む方向を変えていくことがあると知ることができたのです。
ブループリントと魂の契約との関係について
ブループリントの中には、「魂の契約」とも言える人物との関わりがあります。
「魂の契約」とは、前世からの約束にも似ていて、人との出会いや関わりに関係してきます。
ブループリント自体が、生まれる前に決めてきている事柄なので、前世で約束したことを果たすために生まれてくることもあります。
人生の目的を達成するためには、どうしてもクリアしなければならない課題があり、それが人との関わりである場合もあるからです。
しかし、目的が達成されたら、その人間関係は不要になる場合があります。
職業も同じで、そこでの学びが終われば、自然と次へいくきっかけが生まれてくるのです。
それを「魂の契約」とよんでいます。
ブループリントは、人生の設計図であり、魂の記憶とも言えます。
そこには当然、影響を及ぼす魂をもつ人がいる、そして魂の契約もある、ということです。
出会いも別れも必然です。
次の設計図を選択する時に、その人との学習が終わっていれば、別れが来ます。
仮に、悲しい別れだったとしても、お互いに成長しあい、目的に向かって進んでいくための中継地点でしかないのです。
これがわかっていれば「悲しい別れ」なんて、実は存在しないということがわかりますね。
決めてきたブループリントの中で、お互いたくさんの選択肢の中から巡り会えた人たちです。その人たちと、時間を共有できたことに感謝しましょう。
ちなみに、芸能人は魂の契約をものすごくたくさん持っているそうです。
スターと呼ばれる人たちは、たくさんの魂に影響を及ぼしています。
その時代に生まれてきた人に、必要なメッセージを「目立つ」ことで一気に発信し、目的を成し遂げているのかもしれません。
自由意志とは?
ブループリントの人生の設計図は、何枚もあり、自分で選択しています。
設計図を選択し、行き来しながら、目的に向かっていますが、行く途中の道のりは全て自由行動です。
また、たくさんの魂が、目標を達成するために影響し合っています。
もちろん、そこにも自由意志が加わります。
魂の契約がある人全てと巡りあうとも限りませんし、関わりあっても目標が未達成で終わる場合もあります。
相手にも自由意志がある、ということを知っておきましょう。
パラレルワールドについて
さきほどから「行き来」という言葉を使っていることに気づきましたか?
私たちは自分で選択した人生を選んでいます。
その瞬間、その瞬間を選んでいるのです。
そして、その時の波数にあった現実にいるだけなのです。
テレビのチャンネルと同じで、人生にも、たくさんのチャンネルが存在しています。しかし、一度に見ることのできるチャンネルは1つです。
そして、リモコンでポチっと次のチャンネルに切り替えられるように、人生も切り替えられるのです。
これを、パラレルワールドと呼んでいます。
パラレルワールドの特徴は、まさにこのリモコンとテレビ画面の関係と一緒で、意識したものしかみれません。
チャンネルを変更しない限り、別の現実をみることはできません。
私たちが「変える」と意識しない限り、別の現実をみることができません。
私たちが意識した方向にしか、現実は動いていきません。
行ったり来たりしながら、自由行動を繰り返しながら、目的地へ向かっていることを忘れないで欲しいのです。
ブループリントは、大枠が決まっており、達成したいことはあらかじめ決まっていますが、途中の道のりは決まっていない、ということを知っておきましょう。
ですから、途中の自由行動は思いっきり楽しんでやりましょう!
まとめ
私は、ブループリントを知るきっかけが何度もあり、設計図をどっちにするのか、大きな人生の選択を何度もしてきました。
ですから、「人生の大きな失敗」をしてしまった時、嘆き、悲しみ、悔やんだものです。「どうせ私の人生なんてこんなものだ」と投げやりになったこともあります。
また、たくさんの出会いと別れも経験してきました。
しかし、目をつぶれば、思いだされるのは私と関わって下さったたくさんの人の笑顔です。
私の人生で1つだけ言えることがあります。
「人の笑顔をみることが大好き」
これが、私の人生におけるたった1つの一貫したキーワードです。
これを話すと
「自分は泣き顔で不幸せでも、相手さえ笑っていればいいの? 」
と聞かれたことがあります。
その質問は、根本から間違っています。
私が笑顔で接すれば、相手も笑顔になるのです。
笑顔の連鎖を作ることが、私のブループリントなのかもしれません。
そのためにも、私はいつも「地球の全ての生命体の最高最善の幸せ」を毎日祈っています。
すべての人が、今日も幸せで笑顔で過ごすことができますように。
素晴らしいお話をシェアして下さり、ありがとうございます。前に、おばあちゃんの五円玉のお話を読ませていただいた時も、感動して胸が震えました。
私も、この数年、間違いなく、ブループリント通りに歩いてきていることを実感しています。
とても大変なことが、次々起こっていたのですが、それらが、今すべて起こるべくして起こっていたこと、今の私になるためには、どうしても通る必要のある道であったことを感じます。
私も、いつも、すべての人に愛を、と思っています。私と会う人が、幸せでありますように、といつも思っていると、いつも誰にでもニコニコしていて、三次元的には、変な人と思われているかもしれません。
不満をお互いに言い合って、仲間意識を再確認するようなところがありますから。
でも、ワクワクの周波数が、ワクワクした次の瞬間を選びとっていることは、最近すごく感じていて、パラレルワールドの中から、私が行きたい未来を選択していることは、確信となりました。
このサイトにめぐりあえて幸せです。これからもよろしくお願いします。
そう言っていただけると、こちらも励みになります。こちらこそ、これからもよろしくおねがいいたします。