老後のお金のやりくり、心配になりませんか?
アベノミクスで好景気になってきたとは言え、まだまだ実際の給料への反映まで遠い状況です。
昔のように終身雇用でリストラの心配はあまりなく、給料も自動で上がっていっていた時代では、あまり老後の資金を心配する必要はありませんでした。
しかし、今後は自分たちで老後の資金をどうするのか考えておく必要がありますので、老後を見据えた貯蓄術について学んでいきましょう。
家計簿を付ける
老後の資金を考える上で、現状のお金の出入りを抑えておく必要があります。
今の時点で赤字であったり、かつかつであったりすると、老後の資金を考えた貯蓄とは程遠いです。
まずは今の状態を抑えましょう。
家計簿をつけるだけで今まで無駄に使っていたお金がどれぐらいあるのか見えてきます。その無駄に使ってしまっているお金を減らし、家計の流れを確認しておきましょう。
口座を分ける
貯蓄用と普段使い用と、口座をわけることは非常に大事です。
できれば貯蓄用については定期預金など気軽に引き出せない状態にしておきましょう。
そこにいれたお金は絶対に出さないと決めて生活していると、その少ないお金だけで生活できるようになります。そうして、貯蓄をしながらの生活に少しずつ慣れていきましょう。
余ったお金は運用する
そうして貯めたお金についてはぜひ運用に回しましょう。
今の銀行の金利は0.02%程度と非常に低くなっています。
ただ銀行に預けているだけではお金はほとんど増えません。運用に回すことをおすすめします。
運用していくと、たしかに元本割れしてしまうリスクは有りますが、うまく回せば数%程度の金利を受け取ることができます。
ただ銀行に置いておくのではなく、運用することで老後の資金として増やすことができます。
保険にはいる
老後の資金の貯め方として、保険という選択肢も外せません。
生命保険、疾病保険などの生活に直結するものから、個人年金保険などまさに老後の生活のための保険などもあります。
保険は何かあったとき、何かあるであろうときのためのものです。
若い世代のほうが保険料が安くすみますので、余裕ができたタイミングから加入しておくことをおすすめします。
借金は早めに返済する
現状借金がある人は早めに返済をしましょう。
老後では収入が少なくなります。また、利子も膨らんでいきます。
少し余裕が出てきたら即返済に回しましょう。
元本を着実に減らせれば飛躍的に返済のスピードは早くなります。返済が終わってしまえば利子を払う必要もなくなりますので、お金がどんどん貯まるようになっていきます。
返済は計画的に!
奨学金は繰り上げ返済しない
ただ、奨学金については繰り上げ返済しないでください。
大学だけでなく、大学院、博士課程など進まれるとかなり長く返済される方もいらっしゃいます。
ただ、その奨学金については繰り上げ返済はしないでください。
奨学金も立派な借金の一つですが、その性質の一つに無金利・もしくは1%程度の超低金利であることが挙げられます。
1%の利子を払ってもそのお金を運用に回しましょう。3%の運用益があれば差し引き2%のプラスとなります。
住宅ローンは繰り上げ返済しない
住宅ローンについても同様です。
住宅ローンについては奨学金よりも遥かに長い時間、金額を払う事になります。
金額も期間も長いため早く返したい気持ちはよくわかりますが、奨学金と同様です。
返すお金があれば運用に回してください。
1%以上で運用できればそれが老後の資金として溜まっていきます。1%程度の利子で高額なお金を借りることはなかなか難しいので、うまく運用できる自信があればそのお金をうまく使ってみてください。
不労所得の仕組みを確立する
老後の資金が不安になる要因として、定年を向かえて無所得になってしまうということがあります。
貯蓄術というのはお金の運用方法だけではありません。
元気で活動的な30代、40代のうちに不労所得の仕組みを作ることが大事です。
不動産を買ってマンション経営をするもよし、FXについて勉強するもよし、収入がなくなってからも所得を得る方法を準備しておきましょう。
一度できてしまえば一生続くものも多いですし、そうなれば老後の資金への不安を減らすことができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
老後というのは、自分が思っているよりも早く訪れます。
そのときになって焦っても、なかなか大きな資金を用意することは難しいです。
若く、まだまだ元気なうちから老後の資金を見据え、貯蓄術を実践していきましょう。
お金を貯める習慣は、一度見につけばそこからずっと貯められるようになります。
老後を見据えた貯蓄術、ぜひ試してみてくださいね。