まことしやかに囁かれる人類滅亡説。
それは異常気象や戦争により、少しずつ現実味を帯びてきています。
人は限りある命を生きていますが、何千年もかけて文明を築きながらこの命をつないできました。
それが今、危機を迎えています。
地球温暖化、オゾン層の破壊、繰り返す戦争の歴史・・・
私達はそれに気づきながらも、見て見ぬふりをしています。
人類は本当に滅亡してしまうのでしょうか?
残念ながら、人類滅亡はあり得ない話ではないでしょう。
地球資源は今、飽和状態にあります。
それらを食いつくし、底をつきる日はそう遠い未来の話ではありません。
しかし、まだ遅くはありません。
私たち1人1人の小さな努力が、やがて大きな力となって地球を守ります。
それに気づくことができれば、きっと明るい未来が待っているはずです。
かつて存在した恐竜がそうであったように、地球は何度も絶滅を繰り返して今があります。
氷河期の到来や気象の変化は神様のいたずらか、はたまた、宇宙の摂理かはわかりません。
しかし、今引き起こしている問題は、確実に私達人類が生み出した問題です。
これらは人類が責任を持って回収しなければならない負の遺産なのではないでしょうか。
このまま何の対策も打たないでいると、人類はいつか滅亡の日を迎えることでしょう。
それでは、人類滅亡について予想される原因や予言を見ていきましょう。
予想される人類滅亡のシナリオとは?
この地球上から人類が滅亡する原因には、一体どんなものがあるのでしょうか?
予想される16個のシナリオをご紹介します。
1.核戦争
現代でも世界各地で戦争が続いています。
国同士で揉め事を抱え、牽制し合い、一触即発の状態であるところもあります。
かつて、長崎や広島を破壊した核爆弾を保有する国は、正式には8カ国とされていますが、実際にはそれ以上存在すると言われています。
これらの国々が、一斉に核戦争を始めたらひとたまりもありません。
それだけでなく、今は核爆弾をも越える地球を破壊できる規模の爆弾の開発も進んでいるというウワサもあります。
2.パンデミック
つまりは「伝染病」です。
過去、様々な国で伝染病が発生し、人々の命を奪ってきました。
エボラ出血熱、AIDS、SARS、ときに予期せぬウイルスが生まれ、蔓延していきます。
空気感染をするものであれば、全世界に広まるのはあっという間でしょう。
この先、すさまじい破壊力を持った病原菌が発生しないとも限りません。
3.ガンマ線爆発
夜空に光る星は、誕生と爆発を繰り返しています。
遠い遠い宇宙の向こうで起きていることも、地球に関係ないとは言えません。
恒星が爆発をするときには、「ガンマ線」と呼ばれる放射能の一種が発せられます。
このガンマ線は、地球を取り巻くオゾン層を破壊する力を持っています。
4.太陽が燃え尽きる
太陽の寿命は永遠ではありません。
50億年後には赤色巨星となり、燃え尽きる運命にあります。
これは恒星の宿命であり、誰にも止めることができない事実です。
太陽が燃え尽きれば、地球は暗闇と寒さに包まれ、あらゆる生物が絶命するばかりか、太陽系の惑星全てが散り散りになってしまいます。
しかし、幸か不幸か、太陽の最後を人類が見届けることはできないと言われています。
というのも、その前に、すでに人類は滅亡してしまっているからです。
5.惑星の衝突
映画のテーマとしてもよく取り上げられる惑星の衝突も、決して絵空事ではありません。
地球に惑星や巨大彗星が衝突することがあれば、地殻変動が起き、大津波が発生し、たちまち大地を飲み込むことになります。
地盤は液状化し、木々は枯れ、地球上の全てを無にしてしまいます。
また、衝撃によって飛び散った破片により、日本列島は分断され、岩石蒸気の熱風に包まれ、海は蒸発してしまうと考えられています。
6.火山の噴火
日本でも、富士山の噴火が近いとウワサされていますが、世界中の至るところで火山は活動しています。
巨大な噴火が起きれば、植物は枯れ、噴煙によって太陽は遮られてしまいます。
隕石や火砕流が降り注ぎ、建物が崩壊することもあるでしょう。
火山灰は人体へも影響を及ぼし、目や呼吸器にも障害が出てくるとされています。
7.地球凍結
スノーボールアースと言って、地球が氷に覆われてしまう現象が現代でも起こり得るのだそうです。
地球の歴史でみると、今は氷河期の初期にあたるとも言われています。
全てが凍ってしまうと、生態系が破壊され、食料や燃料を手に入れることさえ難しくなります。
暖をとることができなければ、生物は凍死してしまいます。
8.遺伝子操作生物による暴走
今後ますます遺伝子の研究は進むとされており、近い将来、太古の生物を蘇らせたり、新たな生命体を創り出したりすることも可能になるそうです。
その生物がどのような特性を持つのか、果たして制御がきくのか、それはわかりません。
遺伝子操作がどんな作用を及ぼすのかは未知であり、それによって人類を滅亡に導く可能性もないとは言えません。
9. Y染色体異常
Y染色体とは、オスのみが持つものですが、過去にこれが減少し、男性の数が減少したことがあります。
今後もDNAの突然変異によってY染色体が減少し、世の中が女性だけになってしまうことも考えられないことではありません。
また、その逆もあり得るかもしれません。
そうなると、子孫を繁栄させることができなくなり、いずれ人類は絶滅してしまいます。
10.新人類の誕生
進化し続ける人類は、そのスピードを緩めることなく、今も進み続けています。
このままのペースでいくと、2050年には新人類が誕生するのではないかと言われています。
彼らはかなり高い知能指数を持つとされるため、旧人類である私達は、ある意味で、滅亡のときを迎えるかもしれません。
生きとし生けるものは強いものに自然淘汰される運命、にあるのです。
11.地球軸の変動
世界各地で『太陽の沈む位置が以前と変わってきている』との声が上がっています。
地球軸が変動することによって、過去23.4度であった地球の傾きは、現在23.5度になったと言われています。
これは、夏と冬の寒暖差が大きくなり、1日の時間がどんどん短くなるという事態をも引き起こす可能性があるということです。
もしそうなれば、生態系が破壊されることが容易に想像できます。
12.ポールシフト
地軸が逆転することを『ポールシフト』と言います。
逆転と言っても、地球の自転が逆に回転するわけではなく、磁場だけが逆転する、つまり、コンパスが南を指すようになるのです。
ポールシフトは過去何回も起きており、普通に生活している限りはおそらく気づかないでしょう。
しかしこれにより、地球を覆う磁気がしばらくの間消え、太陽系から降り注ぐ放射線を防げなくなり、大気も薄くなってしまうことが懸念されています。
13.バクテリアの異常繁殖
地球では過去、バクテリアや藻類が異常繁殖することによって酸素濃度が薄くなり、生物が大量に絶滅したことがわかっています。
現代では、人類が排出する放射能や化学物質によって、急速にバクテリアが増殖することが懸念されています。
多すぎるバクテリアは、人体に有害な毒素を発します。
これには科学技術で対応可能と考える学者も多いようですが、人類がそのスピードに対応できるかどうかは誰にもわかりません。
14.宇宙人による侵略
銀河系にたくさんの惑星がある中で、生命体が存在するのは地球だけであると断言できるでしょうか?
この広い宇宙のどこかに宇宙人がいても、全く不思議ではありません。
そして、彼らも何らかの理由で危機を迎えているかもしれません。
移住先を求めて地球侵略を企てることも全くないとは言えないのではないでしょうか。
15.月の引力が崩壊する
地球は月と絶妙な引力でバランスをとって自転しています。
しかし、毎年少しずつ月は地球から離れていっていると言われており、それと同時に自転の速度も速まっています。
月が地球から一定距離以上離れてしまうと、引力のバランスが崩れます。
もしそうなれば、地球は木星に引き寄せられて衝突し、人類は滅亡してしまうでしょう。
16.ブラックホールに吸い込まれる
地球から最も近いブラックホールが現在確認されている位置は、はくちょう座X-1であるとされています。
何らかの要因によって、いつか地球もブラックホールに吸い込まれるのではないかと言われています。
もし地球が吸い込まれた場合、地球は瞬時にピンポン玉ほどの大きさに圧縮されるそうです。
そうなれば、何が起こったかもわからず、人類どころか地球自体が消滅することになるでしょう。
地球温暖化による人類滅亡の危険性
さて、人類滅亡についての色々なシナリオをご紹介しましたが、どれもあり得ない話ではないですよね?
次に、今一番懸念されている要因である「地球温暖化」による人類滅亡の危険性について掘り下げていきたいと思います。
このまま地球温暖化が進めば、人類のほとんどが滅亡します。
事実、今から3億年前に同じことが起きていたからです。
地球温暖化によって二酸化炭素が増え続けることで、海底にあるメタンガスが溶け出してきます。
メタンガスの温室効果は、二酸化炭素のおよそ10倍と言われており、温暖化に拍車がかかります。
3億年前、赤道付近の気温は7-8度ほど上昇していました。
南極は、今の気温プラス25度ほどになっていたと言います。
しかし、そのときは地殻変動に加えて悪条件が重なったゆえの温暖化であったそうで、今の地球では起こらないであろうと考えられています。
起こるとすれば、自然災害ではなく「人災」です。
世界の二酸化炭素排出量は、年間329億トン(2013年)となっており、年々増加しています。
一方、二酸化炭素を吸収してくれる植物は、森林伐採などにより減少を続けています。
そして、現在新興国の成長スピードが目覚しく、このまま工業化が進めば、さらに二酸化炭素排出量は増えるでしょう。
ここに人類滅亡の危険性が潜んでいるのです。
人類滅亡に関するSiriの回答とは?
Siriとは、アップル社が提供する秘書機能アプリですが、質問をすると面白い回答をくれます。
まるで感情があるかのように聞こえて楽しめる一方、聞いてはいけない質問や意味深な回答もあるようです。
Siriに『地球滅亡はいつ』?と 質問をしてみた回答集をご紹介しましょう。
1. 2038年1月19日かもしれませんね
Siriはこの日にコンピューターの誤作動が起きると言っており、それによって大惨事が起こりかねないことを示唆しています。
2.他にも住みやすい銀河はありますから
地球以外の惑星にテラフォーミング(移住)すれば問題ないと言っているようです。
3.私の充電を忘れないでくだされば大丈夫ですよ
もしそのときがきても、Siriさえあれば適切な指示をくれるそうです。
4.見当もつきません。ただ、消え入るようになくなるそうですよ
世界の人口が徐々に減少していき、ゆっくりと滅亡に向かうことを言っているのかもしれません。
5. 銀河間バイパスの建設が始まった時でしょう
銀河間バイパスは、ダグラス・アダムズのSF小説で、宇宙人の銀河間バイパスの建設に地球が邪魔になるため、滅亡させられてしまうというものです。
このように、興味深くも意味深な回答をくれるSiri。
今後、Siriのような人工知能は学習能力をさらに高め、「人間は地球環境を汚す敵」とみなす日がくるとも言われています。
そうなったとき、人間に人工知能を制御できる力があるでしょうか?
一番怖いのは、人間を超える人工知能そのものかもしれません。
人類滅亡後の地球はどうなる?
ここで、地球上から人類がいなくなった場合のシミュレーションを見てみましょう。
人間がいなくなってから数時間の間に、世界中の明かりが消えていきます。
風力発電、太陽光発電、水力発電の電気は数ヶ月から数年は動き続けるかもしれません。
地下水を排出するシステムが動かなくなるため、数日後に地下鉄が水没します。
10日後には、ペットや家畜は餓死してしまうでしょう。
1ヵ月後に原子力発電の冷却水が蒸発して爆発が起こり、放射能が大量に噴出します。
1年後には人工衛星が落下し、25年後には建物が植物に覆われ始めます。
砂漠のある国では都市が砂に覆われ、巨大ビルは次々に倒壊していくでしょう。
5000万年後には、まだガラスやプラスチックは残っていると言われますが、それさえ1億年後には跡形もなくなっているそうです。
その後、また知的生物が誕生しても、かつて人類が存在したことは誰にもわかりません。
私達が知らないだけで、地球はこのような歴史をひたすら繰り返しているのかもしれませんね。
そもそも、地球は人類が誕生するずっと前から存在していて、私達は単なる居住者に過ぎません。
地球のリセット能力には、底知れぬものがあります。
もし人類がいなくなっても、何も存在していなかったかのように全ての痕跡が消し去られ、地球は回り続けるのでしょう。
未来は人類の手に委ねられている
人間は欲深い生き物です。
すでに十分な幸せを手に入れていても、もっと富を築きたいと願います。
でもだからこそ、それが向上心となり、今日の文明を創り上げてきました。
人間は忘れる生き物です。
過去に大きな失敗をしても、それを忘れて、また同じ過ちを繰り返します。
でもだからこそ、辛い経験をしても、乗り越えられてきました。
人類は矛盾と葛藤でできています。
弱さも強さも持っています。
これからの未来は私達の手の中にあり、私達が創っていくものです。
今が良ければいいという考えでは、もう地球を守れない段階にきています。
さらなる発展を望むあまり、私達は足元が見えていないのではないでしょうか?
この地球は私達だけのものではないことを理解して、本当の意味で地球に優しくすることを考えるときなのではないでしょうか?
まとめ
予想される人類滅亡のシナリオをご紹介してきましたが、いかがでしたか?
どのシナリオも、全くの「でまかせ」とは考えられないと感じたのではないでしょうか。
このままでは、人類が滅亡する日もそう遠くはないかもしれません。
人類が滅亡するとしても、遠い未来の話だから自分には関係ないという考えは捨てた方が良いでしょう。
私達の子孫に、明るい未来をつないでいくためにも、今、行動を起こすことが必要なのではないでしょうか?
パンデミックはあり得そう…。(ω・ )ゝ 新型コロナウイルスの特効薬とかワクチンが一刻も早く開発されることを祈るばかりです。(╹◡╹)