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想定外の事が起きても、動じないで対処できる7つの方法

想定外

想定外というと、色々なシーンがあります。仕事もそうですし、恋愛や家庭、人間関係、社会的に大きな問題など、様々ですが、今回は『仕事』に焦点を当てて考えてみたいと思います。

仕事には様々な想定外のシーンが発生します。そんな時、どう対処したら良いか、会社員の立場から考えてみたいと思います。




生贄(いけにえ)を作らない

想定外のことが起きると、普通の人は動揺し、つい『誰の責任か? 』という議論に走りがちです。確かに想定外のことに対して誰が対応すべきか、ということは大事ですが、責任論は後回しにすべきです。

トラブルが発生している時には、責任者が解決することが常識のように思われがちですが、本来は『適任者』が必要です。事が片付いた後、ゆっくり『裁判』をやれば良いのです。

今使える資源は何か

想定外の事態ですから、すべての人が浮足立ちます。

戦争の場合、パニック状態になり、同士討ちが始まります。手っ取り早く行動を起こすために、逆に被害を広げる訳です。

そんな二次被害を防ぐために、今使える人員や資金、設備はどの程度かを迅速に把握します。そのことにより、今後の打開策が落ち着いて考えられます。

災害時の対応などには、まさに大切なポイントですよね。

残り時間と目標地点を確認する

想定外の事態が発生した場合の対応策のオプションプランを考える際、『使える時間』と『目標』を確認します。使える時間とは、今から納期までの時間です。また、目標とは納品する数や品質などです。

想定外のことが起きたわけですから、普通、納期は厳しくなります。条件によって、戦法は様々に変化します。

例えば、お金の準備でいうと、100万円が必要な場合、10年後で良ければ『貯金』という方法がありますし、5年後の場合は運用の必要がありますので、株や投資信託などの方法があるでしょう。今月必要ならば銀行融資という方法になるでしょう。

チームワークを再確認

緊急時にこそチームの力が問われます。

羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)が中国地方を攻略中、彼のもとに本能寺での信長の死が伝えられます。無名の足軽だった自分を今の大名の地位にまで引き上げてくれた、上司の死に悲しんだ秀吉は(秀吉の陰謀説もありますが)毛利方に察知されないうちに講和を結び、急いで京へ引き返します。世にいう『中国大返し』です。

京までの200㎞の距離を5日間で駆け抜けたことになります。尋常では考えられないスピードです。一日あたり40㎞ですから、5日間連続でマラソンしたみたいなもんです。

その超人的な能力を引き出したのが秀吉です。秀吉は中国大返しを決断したとき、持っていた金銀財宝の全てを足軽一人一人にまで平等に配り、計り知れないやる気とチームワーク力を引き出したのです。

命までは取られない

よく言われることではありますが、仕事で失敗しても命までは取られません。事態を悲観しすぎて不幸にも自ら命を絶つ人がいますが、悲しいことです。

命まで取られないことが分かれば、逆に腹が据わるものです。怖いものもなくなります。落ち着いて物事を判断できるようになりますし、逆に大胆にもなれるものです。

一番大切なことを考え直す

仕事には目標がつきものです。ノルマだったり期限だったり品質だったりします。

目標は必ず達成すべきものですが、『目的』ではありません。想定外のことが起こると目標が達成出来ないことばかりが注目されます。

しかし、仕事をするうえで最も大切なことは目的です。営業で何かを販売しても、いくら売れたかは目的ではありません。商品が売れることによって経済的なメリットややりがい、お客さんに喜んでもらえることなど、目標の先に存在するものがあるはずです。

撤退戦略も考えておく

想定外のことが起こっても、何とか努力と根性で難局を乗り切ろうとするのが『ニッポンのサラリーマン』です。組織のためであれば、究極には自滅も覚悟の特攻精神が日本の会社員の特徴でもあります。

しかし、会社員には家族もいます。取引先もあります。無謀な作戦で組織を自滅させることは許されません。

一旦退くということも、重要な選択です。退くことは『負け』という感覚が日本人にはありますが、非常に合理的な場合もあります。

まとめ

いかがでしたか?

想定外のことというのは、誰もが避けて通りたいところですね。順風満帆な仕事の成果を望むでしょう。

しかし、自分の仕事がすべて予想通りに動くとしたら、なんと退屈でつまらないものになるでしょう。まるでバッティングマシーン相手に野球の試合をやっているようなものです。

想定外のことはむしろ必ずやってきますし、それは仕事上の『スパイス』と考えると、少しは楽しくなりませんか? スパイスも効きすぎると困りますが(^_^;)

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