赤ちゃんは天真爛漫です。
純粋無垢で思った通りに無邪気に生きています。ありのまま自由に生きている姿はとても微笑ましいものです。やがて成長するにつれ、様々な体験を積み重ねていきます。
例えば、失恋して傷ついたことが元で、人を好きになることに臆病になったり、親友に裏切られたショックから人間不信に陥ったり…様々な体験によって、行動をする前に心に壁を作ってしまうのです。それが習慣になると、赤ちゃんの時のように素直に行動が出来なくなってしまいます。
このように、行動を起こす前に、「失敗するのではないか。」と思い込んでしまい、行動にブレ-キをかけてしまうマイナスの固定観念をメンタルブロックといいます。
内容や程度は人それぞれですが、大なり小なり誰もが、メンタルブロックを抱えているといえるでしょう。メンタルブロックを抱えることによって、本来の自分の長所が発揮できずに、せっかく目の前にある幸運も逃げてしまうことにもなりかねません。
でも、ご安心ください。全ては、自分の思い込みによって作り出されたものである以上、固定観念を取り払えばメンタルブロックを外すことは可能なはずです。
新しい自分を発見し充実した生き方をするために、9つの方法をご紹介いたします。
気になるメンタルブロックを一つ特定する
メンタルブロックは、自分自身がマイナスのイメ-ジで固めているため、無意識のうちに避けようとする心理が働いています。
正面から向き合おうとしないため、わかっているようで実は漠然としています。
またメンタルブロックは一つとは限りません。そんな場合でも、最も気になっているものから一つだけはっきりと特定することから始めます。一つ外すたびに、心が軽くなっていきますので他のメンタルブロックも外しやすくなるためです。
例えば『異性に会うと緊張する。』などです。
その場面を具体的にイメ-ジする
上の例で『異性に会うと緊張する。』が最も気になっているメンタルブロックだということを明確に特定できました。
次にその場面を具体的にイメ-ジしましょう。心に傷ついていることを自覚していますので、あまり連想したくない場面でしょうが、我慢して出来るだけ具体的にイメ-ジすることが大切です。その結果、「息苦しくなる。」とか「冷や汗がでてくる。」など体に反応が出てくると思います。これが、メンタルブロックに抵抗または反発している自分です。
抵抗する心を受け入れる
抵抗する自分の心がわかったら、その自分に優しくそして寛大な気持ちで受け入れてください。
ありのままの自分を認めることが大切です。傷口に塩を塗るのではなく、痛みを受け入れ癒してあげるような気持ちです。
抵抗する自分の心と対話する
ここでは、抵抗する自分の心と対話します。何に抵抗しているのか、どんな気持ちなのか、ありのままの気持ちを聞いて上げます。
「人と会うのが怖い。」「めんどうくさい。」『うざい。』などと答えるかも知れません。
それが抵抗する自分の心です。抵抗する心には、何らかの思いや理由があるのです。
なぜ抵抗するのか。その理由を引き出す
上の例で発見した抵抗する心は、なぜ抵抗しているのか、を自分に問いかけます。
『人と会わないでいると安心していられる。』という答えが引き出されたとしましょう。
ここでわかったことは、『安心していられる。』という気持ちが本音だという発見です。
つまり、『人と会って怖い思いをしたくないから、会わない方が(行動しない方が)安心だ。(またはホッとする。)』という理由です。
『安心したい。』という気持ちは悪いことではありませんし、自然な感情です。問題は、安心するために『人に会わない。(行動しない。)』という手段がマイナスの固定観念になっているということなのです。言い換えると、『何もしない方が、居心地がいいから。』ということになります。
別な手段を取ることに了解を得る
安心する手段は『何もしない』ということだけではありません。
ここに2人の自分がいることに気づきます。
『メンタルブロックを外して自由になりたい。』という自分と『行動しないでこのままでいたい。』という自分です。
ここまで、2人の自分が対話したり、コミニュケ-ションを図るという方法を取ってきましたが、自分の中に違った方向を目指す2人が存在すると、いつも迷いが生じます。
大切なことは、前向きな自分がイニシアティブをとり、後ろ向きな自分に働きかけるということです。
そこで『安心するためにほかの方法をとってもいいかな?』と後ろ向きの自分に了解をとってみることです。
了解(許可)が取れた場合は、ホッとした感覚になるなどプラスの反応が出ます。反対に、了解が得られない場合は、かなり固定観念で固まっていると考えて良いでしょう。
このような場合は、少々辛抱強く気長に取り組むように心がけてください。その上で、なおブロックが固すぎて困難な場合は、呼吸法や瞑想を習慣にすることです。(ここでは、技術的な方法は省略いたします。)特に呼吸法では、メンタルブロックを全て吐き出すように心がけることです。次第に固定観念が薄らいでいくのがわかるように変化するでしょう。
他の前向きな手段を刷り込む
この例では、「安心していたい」手段として「何もしない」ことが固定観念として植えつけられていたことがわかりました。
安心するために他の方法をとってみることを自分の心が了解しました。本来の自分は、人と会うことを避けることによって安心したいのではありません。
人と会うことが「怖い」というネガティブな観念からと「楽しい」いうポジティブな感覚に変わりたいのです。
ポジティブな自分が、人と会っているときのワクワクするような楽しいイメ-ジを描き、ネガティブな自分に毎日刷り込んでいきます。ときどき、メンタルブロックが顔をのぞかせるでしょう。しかし、そのたびにプラスイメ-ジをどんどん刷り込んでいくことです。
大切なことは、繰り返し繰り返し習慣化することなのです。
生まれ変わった自分をイメ-ジする
メンタルブロックは、ポジティブなイメ-ジの刷り込みが習慣化するにつれて、徐々に外れていくのがわかるようになっていくでしょう。
いっぺんに外そうとするとそれが焦りになり、逆効果となります。
『少しずつ、少しずつ』という気持ちでゆっくりと、しかし継続して取り組むことです。メンタルブロックが外れていく過程では、これまで行動することを避けていた自分から、行動する自分に変化していくことに気づき始めます。この段階では、『人と会うことが楽しい自分』「輪の中心にいて皆から慕われている自分」など生まれ変わった自分をイメ-ジします。これまで、殻に閉じこもっていた自分とは全く違った新しい自分がそこにいます。
心の中に、ネガティブな自分がふと頭の中をよぎったとしても、新しく生まれ変わった自分がそれを打ち消していくでしょう。
『一日に一歩ずつ』と『習慣にすること』
メンタルブロックは、自分の経験が作り出したマイナスの思い込みによるものです。
ですから、心の声を素直に受け入れれば、必ず原点にたどり着くはずです。
すでにお気づきのように、自分の中に住んでいる二人の自分を客観的に受け入れていくということが大切です。そもそも人間は主観的な生き物ですから、自分を客観的に見るということは簡単なようで、実は結構難しいことなのです。しかし、心配する必要はありません。『一日に一歩ずつ…』という気持ちと『習慣にする』という心構えがあれば、必ずメンタルブロックを外すことができるでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
メンタルブロックを外す方法は、もちろんこれが全てではありません。自分に合った方法があれば、取り入れてみるのもいいでしょう。全ては『プラス思考に転じて生きる』ことが原点なのです。
最近、心理学の悪用をする人間が、こうした事を逆に苦手意識を刷り込む為に悪用しています。
集団で繰り返されるこうしたイジメに耐え続けなけながら改善しなければいけません。わかっていても簡単ではないですよね。
そうですね。そういうコトもあると思います。
だからこそ、知識として知っておくコトは非常に重要だと考えます。
このサイトがその手助けになれば幸いです。
私は40代です。
過保護で心配性の親からのことで
トラウマ[心にブロック]があり
固定観念ではありません。
現在も親と住んでるので
親は何も変わらないし
私はトラウマ[心にブロック]あっても
行動したい心はあるので
トラウマ[心にブロック]を持ちながらも
年に数回は何とか出かけてましたが
現在も親と住みトラウマ[心のブロック]を
持たせた親が近くにいるのです。
親は今もトラウマ[心のブロック]になってる内容のことを
私に言ってきます。
今でも言われることなので固定観念ではありません。
もう40代にもなってるし言われないだろうと
思っていたのに間違えだったのです。
トラウマ[心のブロック]は消えることないのです。
10年間パニック障害で、遠くに行くことができないで悩んでます。
そこから先は行けないという固定概念が強く
行ったらパニック発作で苦しむだろうという恐怖があります。
家族の結婚式、お葬式行けず、見た目は元気なので誤解も生じます。
3人の子供生みそれからのパニック生活ですので子育てをする中でも
苦労が多々あります。
この生活にピリオドうちたいです。
遠くに行けないという固定概念を外すには
具体的にどうすればよいですか?
宜しくお願い致します。
長い間、パニック障害に悩まされておられるということで、その辛さお察しいたします。
この問題を解決する方法についてですが、10年間という長い期間を考えると、自分の力でなんとかしようとするのではなく、専門の病院に行って、しっかりとした治療を受けられることをおすすめいたします。
その方が安全ですし安心してパニック障害と向き合えるはずです。
まずは、最寄りの地域で良さそうな専門病院があるかどうか調べるところから始めてみてはいかがでしょうか?