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縁起のいい漢字・名前をつけていますか?

縁起のいい漢字

縁起のいい漢字とは、どんなものがあるのでしょうか。

「喜」や「結」など、いくつかは思い浮かぶと思いますが『名づけに特に縁起のいい漢字』となるとどうでしょうか?

今回は、名前に入れると特に縁起のいい漢字をお伝えしていきます。




縁起のいい漢字とは・字源から考える

そもそも『縁起のいい漢字』とはどういうものを指すのでしょうか。

漢字は元々、さまざまなものを絵で表した「象形文字」から変化してできたものです。

漢字の字源とは、漢字の基となった象形文字にどのような由来があるかによって決まってきます。

例えば、昔は貝が貨幣の代わりとして用いられていた時代もあります。そのため、今でも「貝」のつく漢字は「販」「買」など、お金に関わりある意味を持つ漢字になっています。

つまり、漢字の字源から考える縁起の良し悪しは、その漢字の「成り立ち」と「解釈」に注目する必要があるのです。

縁起のいい漢字とは・響きから考える

どんなにいい字源の漢字を連ねても、意味が通らなかったり、発音しづらいのであれば、名づけには不向きと言わざるを得ません。

例えば、縁起のいい漢字として、この後お伝えする漢字の中から組み合わせると、「大」「真」という字は二つを一緒に名前として使うのはちょっと難しそうです。

それなら潔く、一文字で「大(まさる)」くん、「真(まこと)」くん、と読んだ方が意味も通りますし、良い名前だと思いませんか?

つまり、漢字一文字の名前でも、縁起のいい漢字で響きがよく、誰が見ても意味が通るなら、それはそれでアリだと言えます。

欲張って縁起のいい漢字三つを連ねたような、発音するにも無理のある名前よりも、すっきりとして「縁起がいい」感じがしますよね?

縁起のいい漢字とは・画数から考える

姓名判断では、名前全体の漢字の画数を用いて判定するのですが、その判定方法は様々あり、単純に「何画の漢字なら縁起がいい」と言いきれるものではありません。

したがって、名前に使う漢字の画数だけでは、縁起の良し悪しを判定することは難しいのです。

それでもどうしても使いたい漢字がある場合は、使いたい漢字の上下に他の字を組み合わせて画数を調節する、という方法があります。

もちろん、姓名判断の結果が人生の運気の全てに影響するわけではないのですが、名づけの際のほんのちょっとした気遣いで「縁起のいい漢字を使えた」と、いい気分になれるのなら調べてみる価値はありますよね。

ただし、あまりにも画数を気にしてしまって、自分や周囲の方達の気持ちが暗くなってしまうようなら逆効果です。

画数など気にせず、明るく縁起のいい漢字をばっちり使って、誰からも愛される名前にすれば、それで十分です。

子供の名づけに縁起のいい漢字

それでは具体的に、男女の名づけに縁起のいい漢字をお伝えしていきましょう!

かっこ内は画数です。姓名判断などで画数を考える場合は参考になさってくださいね。

男の子

輝(15) ひかる
基(11) はじめる
将(10) すすむ
真(10) ただしい
大(3) りっぱな
優(17) すぐれる
怜(8) かしこい
聖(13) 道をきよめる

女の子

羽(6) とぶ
可(5) よい
芽(8) めばえ、スタート
沙(7) えらぶ
知(8) しる
彩(11) かがやく
瑞(13) めでたい
朋(8) よきなかま
怜(8) かしこい

どれも、読みやすく、意味もわかりやすい、名づけに使いやすい縁起のいい漢字ばかりです。

これらの漢字にもう一文字添えて、さらに愛情のこもった良い名前になるといいですね!

番外編・めでたさ爆発!個性的な縁起のいい漢字

さて、ここからは名づけにはちょっと使えない、でも最高に縁起のいい漢字をお伝えしましょう!

双喜

喜、という字を横に二つ並べた漢字です。

「ラーメンのどんぶりや中華料理店の装飾によく使われている」と言われればわかる方も多いのではないでしょうか?

「喜」の字の字源は、両手で「吉」の字を掲げ、下に笑っている口の形を加えて出来上がった、喜び事を表した漢字です。

「喜」の書き方のひとつ、「禧」は春節などの祝い事でよく使われるもので、こちらも中国では室内の装飾によく用いられます。

漢字の意味としては「すべてが思い通りにいくように」という意味があります。

この、喜を二つ重ねた漢字は通称「双喜」とも呼ばれ、結婚式の際によく使われるとても縁起のいい漢字です。

そして極めつけはこちら!

招財進寶

縁起のいい「招」「財」「進」「寶(宝)」の漢字を組み立てた「合字(ごうじ)」といわれるものです。

中国では商売繁盛を願ってお店の置物などによく書かれている縁起のいい漢字です。

この一文字で「宝を求め進めば、財を招く」という意味になります。

単語としては「招財進寶」と表記し、中国語の発音では「ジューチョイジュンボウ」と読みます。

なんともゴージャスな漢字ですね!

まとめ

縁起のいい漢字とは、字源・響き・画数など、様々な要素を合わせ見て考えられます。

名づけなどに使う場合は響きや字面だけではなく、他の要素もよくよく考えた方がよさそうですね。

また、中国にはあて字ではありますが見栄えもよく大変縁起のいい「合字」というものがあります。

お正月の書初めやお店の装飾などに使えば、華やかでシャレの効いたインテリアにもなりそうです。

漢字辞典などで縁起のいい漢字の成り立ちを調べるのもまた興味深いものです。

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