『燃え尽き症候群』という言葉を知っていますか?
ある時点を境に、それまではやる気満々だったり、一生懸命取り組んでいた人が、突然モチベーションを失ってしまったり、虚無感に襲われてしまったりするのが、燃え尽き症候群です。
今回は、燃え尽き症候群の兆候を7つお伝えします。
なんとなく、燃え尽き症候群かもしれないと思う節があるなら、要チェックです!! 事前に回避しましょう。
慢性的な体のだるさ
激しい運動をしたわけでもないのに、常にだるい感じがしたり、朝起きたばかりなのに、もう疲れた感じだったりすることはありませんか?
普段なら、一晩眠れば取れた疲れや体のだるさが全く取れないという場合は、燃え尽き症候群の兆候である可能性があります。
心身ともに疲れている可能性もありますので、ゆっくり休んだり、リフレッシュしたりすることが必要です。
仕事を休みがちになった
ある研究によると、燃え尽き症候群になってしまった人の多くは、仕事の遅刻や欠席が多い傾向にあるようです。
いつも
『どうやって仕事を休もうか』
『どういう言い訳で遅刻しようか』
と考えるようになってしまうほど、会社や仕事に対するモチベーションが下がっているということです。
もし、最近仕事をさぼりたいという気持ちが強くなったと自覚しているとしたら、もしかすると燃え尽き症候群になりかけているかもしれません。
仕事のパフォーマンスが悪くなっている
以前は、仕事をバリバリこなしていた仕事人間だった人が、なぜか最近急に仕事のパフォーマンスが悪くなってしまい、一人前の仕事ができなくなった…というような場合は、その人は燃え尽き症候群である可能性が高いです。
燃え尽き症候群は、ワークライフバランスが悪い人に起こると言われているため、働きすぎていた人が急に仕事をしなくなったとしたら、要注意です。
不眠に悩まされている
疲れているはずなのに、悩みや心配が頭の中をめぐって夜になっても眠れないようなことが頻繁にあるという人も、燃え尽き症候群の兆候があります。
眠りというのは、心身の健康を保つために必要なものです。
睡眠がきちんと取れないということは、燃え尽き症候群だけでなく、さまざまな病の原因にもなり得ます。
まずは、十分な睡眠を取るように心がけたり、専門家に相談したりすることが必要です。
ストレス性疾患がある
燃え尽き症候群の人たちは、ストレス性胃炎や、ストレスからくる頭痛・腰痛などに悩んでいる傾向にあります。
つまり、それだけストレスが溜まりやすい環境に長くいるということです。
ストレスが溜まる環境にいながらも、完璧主義で『もっとがんばらなくては! 』と思ってしまうような真面目な人が、燃え尽き症候群に苦しめられるのです。
何も楽しめない
以前は楽しんでいた仕事や趣味が、最近はまったく楽しめなくなってしまったという人は、燃え尽き症候群の可能性があります。
これまでは興味津々だったことに、無関心になったり、好きだったことに魅力を感じなくなってしまうときは、それだけ心に余裕がなかったり、自分の生活に満足していなかったりします。
もしあなたも『最近何をやっても楽しくない! 』と感じるようであれば、燃え尽き症候群を疑ってみましょう。
イライラや怒りの感情が強い
燃え尽き症候群の兆候として、普段なら何も感じないような些細なことに対しても、感情が抑えられず、怒ったり、イライラしてしまったりすることが挙げられます。
燃え尽き症候群の予備軍の人たちは、ストレスフルな環境で、必死で頑張っているのですが、その心のバランスがちょっとくずれてしまったときに怒りやイライラがあらわれ、挙句の果てには燃え尽き症候群になってしまうこともあるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
燃え尽き症候群の兆候をお伝えしましたが、うつ病などの症状ととても似ていることがわかります。
もし、あなたにも今回ご紹介したような兆候があるとしたら、一人で悩まずに誰かに相談したり、心療内科や精神科を受診したりしましょう。
本格的な心の風邪をひく前の、早めの対処が重要です。