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あなたも例外ではない。サンクコストの呪縛を取り払う4つの方法

サンクコストの呪縛

サンクコスト(埋没費用)は、日常生活のあらゆるところに発生します。ただ、そのサンクコストに縛られるかどうかがポイントで、縛られなければ、今度から気をつけようという経験値として生活に活かせる事ができます。

しかし、ほとんどの場合、サンクコストに縛られ、適切な判断を下す事ができなくなってしまいます。

それは、どうしてなのでしょうか?

『元をとる』『元をとらなければ』という金銭感覚に固執してしまうことが一因であると思います。

やっと手に入れたコンサートのチケットなのに、自分が期待したものとは違っていた場合、そのチケット代はサンクコストになります。お金に見合ったものが得られないわけですから、もったいないからという意識は捨ててコンサート会場を抜け出すならば、それは『サンクコストの呪縛』は取り払えます。

しかし、どうにかして元をとりたい、とコンサート会場に居続ける場合は、『サンクコストの呪縛』にとらわれていることになります。

これが対人関係になってくると、何倍も深刻な状況になってきます。不本意な相手との付き合いが長くなってくればくるほど、その付き合いに払ってきた時間、お金、労力は膨大になってきます。

やはり、どこかでケリをつけることが必要でしょう。そのためには、元をとりたいという感情、そして欲望に対しての理性的な判断に尽きると思います。




方法1.~する前によく考える

チケットを購入する前には、クチコミ、人づて、広告など情報をできるだけ仕入れて、仮にサンクコストになったとしても後悔はしないか、ここぐらいまで考えることが必要です。たかがチケットではありますが、これを繰り返していくと結構、大きな損失にもなっていきます。

対人関係では難しい面もありますが、相手に対してマイナスのイメージがでてきた時点で、これ以上続けるとサンクコストが増えてしまうと考えて手を打つことも事前に考慮に入れておきましょう。

つきあう前に利害関係のない人に相談するのもいいでしょう。

方法2.対象を見直す

一つの軸(例えば、金銭)だけで対象を見るのではなく、時間軸、あるいは労力など別の観点から対象を見直してみると、新しく見えてくることもあります。

コンサートのチケットが期待はずれでサンクコストになってしまった際、金銭だけが基準であれば、元をとりたいという欲望が生まれてきます。しかし、時間軸からみると、これ以上サンクコストにとらわれて未来の時間まで奪われたくないという気持ちも生まれてきます。

未来の時間は楽しい方がいいですよね? ならば、そこに居続ける労力(無駄な時間)を考えたら、それよりはスポーツでもしていい汗をかいたほうが、健康にも良いし、遥かに良いのでは? と考えが変わってもくるでしょう。いろいろな面から見直してください。

方法3.プラスの価値を見つける

以前、映画評論家の方が『どんなにつまらない映画でも、どこかに自分が知らないことがあるので、すべての映画は私にとってはいい映画です。』というようなことをおっしゃっていましたが、こういう考え方ができる方にはサンクコストは生じません。期待外れのコンサートでも自分が知らなかった音楽が聴けるかもしれませんし、自分にとっていいコンサート、嫌なコンサートの幅が広がるととらえ直すこともできます。

サンクコストだと思っていたものにプラスの価値を見いだせるようになると、それはもう、サンクコストにはなりません。

不本意な相手と長く付き合った経験は、対人関係にケリをつけるという経験を得られることで、次に生かせることもできるでしょう。

また、先ほどの映画評論家のような考え方をもつ人は、対人関係で得られるものはすべて自分の肥やしになる、と言うかもしれません。

方法4.自分の失敗を認めて次につなげる

最後の方法です。サンクコストを経験すると、失敗した、という気持ちが生まれます。敗北感を味わうこともあるでしょう。しかし、この失敗を正しく認識して手を打たないと、呪縛にとらわれてしまう事になります。

『サンクコストの呪縛』を取り払うための出発点は『失敗を認める』ことです。失敗は成功の始まり、ともいいます。

失敗に対してどういう手を打つか、きっぱり忘れるのか、失敗の中にもプラスの価値を見出していくのか、自分なりの解決策を講じて次回はできるだけ失敗しないようにする、という具合に次につなげていってください。

呪縛にとらわれると、こういう理性的な判断ができなくなって延々と繰り返してしまう結果になります。自分の失敗を認めて次につなげていこう、という気持ちがあれば、呪縛を取り払えます。明るい未来のためです。

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