人間の脳は出来事を記憶したり、夢を見たり、生命を維持するための物質を分泌させたりと、とても不思議な働きをしています。
これだけ機能しているのに、エネルギーとして使われるのは一生のうちでも脳全体のたった10%だけであると言われています。
そんな未知なる無限の可能性を秘めた脳が引き起こすとされる『デジャブ』
デジャブとは、ある風景や状況に遭遇したときに、前にも見た事があるという『既視感』のことを指しています。
夢で見たことが現実に起こる『正夢』を思い浮かべる人もいるでしょう。
しかし、デジャブは正夢とは違います。
正夢は見た夢が現実になることを言いますが、デジャブは体験したことがないことを体験したことがあるかのように感じる『感覚』のことを言います。
なぜ、体験したことがないのに懐かしい気持ちになったり、見たことがあるような気持ちになったりしてしまうのでしょうか?
デジャブは、『脳の誤作動』であると主張する学者もいます。
似たような経験をした、似たような景色を見た、ということがあると、脳はそれが同じものだと認識してしまうのだそうです。
人間の記憶は都合よく書き換えられてしまうこともよくあるので、単なる思い込みである可能性もあります。
しかしながら、未知なる可能性を秘めた脳のことですから、説明がつかないケースもあるでしょう。
今回は、デジャブが起きる原因について見ていきます。
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