夢を見ることは、あなたともうひとりのあなた(潜在意識)との対話です。
夢の言葉は独特であり、かつ全人類に共通するイメージが反映されています。
夢占いで、イルカが象徴するものとはなんでしょう?
イルカやクジラは海の中の王様であり、食物連鎖の頂点に存在しています。
一度陸に上がったことのある哺乳類で、高度な知性を持ち、人間には聞き取れない超音波で互いに合図を送り合っています。
海で遭難した人がクジラに出会い、クジラの導くままに泳いだ結果、なんと岸にたどり着いたという話も聞きます。
写真を見ただけでも癒され、どことなく懐かしく、存在そのものが愛らしいイルカは、夢占いでも、『幸運・援助』『天の助け』『霊感』『タイミング』など、素晴らしい事象を示す大変幸運な夢になります。
私事になりますが、しょっちゅう夢に『海』が出てきます。
夢占いでは、『海』とは潜在意識そのものを示します。
想像もつかないほど広く、数えきれない生き物を内包し、その生活を支え、人間がまだ到達し得ない奥深い世界を隠し持っている海。
夢の中で海辺にたどり着くたび、筆者は、恐怖、不安に押しつぶされそうになります。
そして同時に、どこか懐かしい気持ちになり、自分から海に飛び込んでいきたいと思う気持ちになったりします。
たまに海を越えて違う世界に行くことがあるのですが、そこは必ず、自分が見たことも聞いたこともない、歴史のかなたに消えた文明の国だったり、やみくもに攻撃を仕掛けてくる人々が住んでいる国だったりします。
海は、人智を超えた地球の知恵と命の連鎖が果てしなく続く永遠の象徴であり、そこに王者として君臨するイルカやクジラは、まさに、わたしたちがその『永遠の知恵』アクセスするきっかけを与えてくれるものとして登場します。
どのようなイルカで、どういった状況にあったかで、解釈も広がってきます。
夢の中のイルカは、わたしたちに何を語りかけているのでしょうか?