夫婦関係は、上手くいっていますか?
もしかして、もうだめだと思って諦めたまま生活を続けてはいませんか?
上手くいっていない夫婦というのは、おそらく、家の中での会話が減った、何年も一緒に夫婦だけで出かけていない、最近は相手を思いやる言葉も言っていない、と自分たちでも気づいているのだと思います。
でも、毎日忙しくてそれを直すような行動はせず、イライラだけが募っているのだと思います。
では、具体的に何を変えて、どういう行動をとればいいのでしょうか。今回は、夫婦関係を修復するための7つの法則についてまとめました。
自分自身について考えてみる
夫婦という2人のことを考える前に、自分個人の現在の生活を考えてみましょう。
自分個人として、今一番望んでいることは何でしょう?やりたいことは何でしょう?そのために必要なことは何でしょう?
紙に書き出してみて、それを改善する手段を具体的に考えてみます。忙しすぎるのなら誰かに代行してもらえる事は頼んでみる、お金が必要なら少しだけでも働いてみる、やりたいこと=趣味の習い事を始めてみる、など改善できることは改善する方向で考えてみます。
夫婦できちんと冷静に向き合うには、まず自分個人の不満やモヤモヤした気持ちを改善しなければなりません。そうしないと、感情が高ぶりやすくなってしまいます。話をする時も感情から出た言葉しか言えなくなってしまい修復出来ません。自分自身が充実していれば、相手にも優しく出来るものなのです。
そして心が固いと相手の意見を素直に聞けなくなります。体が硬いと心も固くなると言われています。騙されたと思って入浴後、毎日15分間柔軟体操を始めてみましょう。
身の周りを整えてみる
相手に文句を言われるからとかではなく、自分の気持ちを整えるために身の周りから始める、という気持ちで始めましょう。
気持ちを軽くするために何年も使用してない洋服や物を捨ててみるのです。使ってない物を家の中に置いておくのは、あまり良くありません。物は、本当に必要としている人の所へ行くべきなのです。ですから、誰かに譲ったりするのも大切です。処分した方が良い物は感謝して処分します。
やってみるとわかると思いますが、気持ちもスッキリするのです。あくまでも自分の物の範囲内で大丈夫です。勝手に相手の物まで捨てると溝が深くなるので注意して下さい。
もちろん自分の『外見』を整えるのも大切です。自分自身の周りを整えてから相手と向き合い修復への一歩にするのです。
相手のせいにするのを1度やめてみる
まず相手に対する不満を全部書き出してみます。スッキリしたら今度は、相手側になったつもりで、その不満事項を起こした理由を考えてみます。
感情は一切入れず、テスト問題のように客観的視点で理由を考えてみます。『相手のせい、相手が悪い』という気持ちを一度忘れて、相手をドラマや小説の登場人物にして、何故こういう事をしたのだろうか?と考えて理由を書いてみるのです。
例えば
浮気をした → いつも不機嫌な人が家にいるから居心地がいい人の方へ行ったらこうなった・家が汚いから帰る気がしないからこうなった
子育てを手伝わない → 正しいやり方がわからない・中途半端に手を出したら怒られたからやる気が無くなった
など相手の気持ちを想像して理由を書いてみるのです。
これも修復のために相手の気持ちを想像してみるというステップの1つです。
相手への行動を変えてみる
前述のように客観的に書いてみると、修復のために自分がどう動いたら、どう接したら良いか分かってきませんか?
子育てには、具体的な指示をして感謝の言葉を必ず言う、帰ってきたくなるような癒される家に整える、など変えるべき行動が次々に分かるはずです。
『相手が悪いのに何故私がガマンするの?』と思う気持ちを一度忘れてみて下さい。
夫婦関係の修復だけではなく、人間関係を変化させたい時は、自分を変化させるエネルギーの方が少なくて済みます。他人を変化させるには莫大なエネルギーが必要なのです。
ですから、修復のために自分の行動を先に変化させてみましょう。
その時に、相手のせいで行動を変えているというより『これをやればとにかく変化が起きて、修復できるかもしれない』という前向きな明るい気持ちでやることが修復につながります。
話を引き出す会話を心がける
よく、『夫婦の会話が無い』と相手がつまらないせいにする人がいます。でも会話は、片方のせいではありません。
相手が話したいと思う雰囲気にしていないこちらにも原因があるのでお互い様なのです。
相手が話したくなるように相手の会話の引出しをより引っ張り出してあげなければなりません。
それには『聞く力』が大切なのです。
相手の話に対してのリアクションの取り方、拡げ方が上手いと相手も少しずつ話すようになります。
具体的な方法がわからないという人は、テレビの司会者やアナウンサーの人をよく見てみるとわかると思います。
相手が聞き役タイプだという場合も、相手が興味を持ちそうな内容の話をする努力をしてみます。修復には、会話をする側も相手を思いやる気持ちが必要なのです。
相手を非難しないような話し方をする
相手が少しでも話を始めた時に、『否定・非難』しない事が大切です。夫婦ですから味方になってあげることが必要なのです。
でもどうしても許せないことやモラルとしておかしい事を言っている場合もあります。
それでも、『非難』はしてはいけません。
人は非難されるとよけいその考えや、方法に執着してしまうという習性があるからです。
変化を起こして修復するのが目的なので、『非難』ではなく、『他の人に誤解されないか心配』とか『それで大丈夫?危険じゃない?』とあくまでも相手を思って心配しているように意見を伝えます。そうすると、後からじわじわと伝わる可能性が高いのです。
それを続けていくと、『自分を否定しない人・味方』だと認識して、相手から少しずつ話や相談をしてくるようになるでしょう。
ペットを飼ってみる
『子はかすがい』と言って子供でしかつながっていないという夫婦はよく聞きますが、子どもがいても上手くいっていない夫婦もいます。
子どもが小さい頃はいいのですが、大きくなるにつれて夫婦の距離も離れていくのです。
いろいろ頑張っても修復が上手くいかないという場合には、ペットを飼ってみたら会話が増えて何となく家の中の空気が変わったという場合があります。
ペットはずっと可愛いままですし、世話をするというやりがいが生まれて変わる人もいるのです。ペットを介すると話をするという人がいます。ペットが夫婦の空気を柔らかくしてくれて、修復出来たという夫婦もいるのでこちらも1つの方法なのです。
まとめ
いかがでしたか?
今回の7つのステップは、修復したいと思っているこちら側の行動を変化させて、相手にも少しずつ変化を起こすステップになります。
相手への不満ばかり口にしてはいないでしょうか?
縁があってお互い好きになって、結婚したのですから悪い所しかない人を選んでいることはないと思います。良い所があるから結婚したはずです。
まずは、今の状況を変えて修復につなげなければなりません。
ぜひ少しずつでいいですので、お互い心が柔らかくなるように行動を変化させてみましょう。そうすれば状況と共に気持ちも変化していくと思います。素敵なご夫婦に修復出来るように祈っています。