風水とは、中国で発祥した『気の力を利用した環境学』のことです。
『環境によって運を改善する』という考え方で、持って生まれた自分本来の運を、環境を変えていくことで、どんどん良くしていく方法が、風水なのです。
そして、風水の考え方の中で重要な場所が、寝室です。
寝室は『寝るだけの場所』と考えがちですが、風水では1日の疲れをリセットし、寝ている間にエネルギーを補充してくれる、とても重要な場所です。
つまり、寝室が『吉』であれば運気を整え、健やかな毎日を送ることができるのです。
では、風水的に見た『最適な寝室』にするにはどうしたら良いのでしょうか?
枕は『北枕』がおすすめ
風水では、人間は寝ている間に頭から気を吸収すると考えられています。
そのため、枕の位置=ベッドの方角がとても重要になってきます。
頭が冷たく足が温かい状態が理想とされていますので、方角もそれに合わせることにより、運気の状態がよくなります。
『北枕』というと良くない印象がありますが、実は最も適した方角は『北』で、金運も向上します。
逆に『南』と『西』は避けたほうが良い方角で、この方角に頭を向けて眠ると体が緊張状態になってしまい、熟睡ができなくなります。
東から北の間に頭が向くようにベッドを置くことが望ましいでしょう。
カーテンを2重にする
寝室は、寝ている間に運気を吸収するための部屋なので、運気を部屋の外へ逃がさないように工夫することが必要です。
カーテンが1枚ですと、良い気が窓から外へ逃げてしまいやすいので、2枚使いにすることで部屋の中に良い気を留めておくようにしてください。
レースのカーテンと普通のカーテンという組み合わせで大丈夫です。
間接照明などで少し明かりをつける
『真っ暗な状態でないと眠れない』という方もいるかもしれませんが、風水的には真っ暗な部屋には陰気がたまってしまうといわれています。
小さなテーブルランプなどで良いので、少し明かりを寝室に取り入れてみましょう。
カーテンとベッドカバーをコーディネートする
風水では、寝ているとき、人間は水の気を持つと言われています。
そこで、ベッドカバーや布団カバーには、水の気と相性の良い木の気を持つ、コットンなどの天然素材製のものを使いましょう。
また、カーテンが無地の場合は、ベッドカバーは柄物という風に変化をつけ、気の流れを助けてあげることで、運気をスムーズにさせると良いでしょう。
この時注意したいのが、ベッドカバーの色と柄です。
寒色系の色や、黒・グレーなどの色は、体を冷やしたり、運気を落としたりします。
なるべく暖色系の色を使い、柄も落ち着いたものがおすすめです。
鏡を置かない
風水では、寝ている間に自分の姿が鏡に映るのは『凶』とされています。
鏡は、人の思いや感情を反射すると言われていますので、イライラや不安を抱えたまま眠りにつこうとすると、その感情が増幅され、なかなか眠ることができなくなってしまいます。
できれば、寝室には鏡を置かない事がベストですが、もし置く場合は向きを変えるか、カバーをかけるなどして、寝ている姿が鏡面に映らないようにしてください。
家具の角がベッドを指さないようにする
家具の角がベッドをさしてしまうと、角に切られてしまうのでよくありません。
部屋の構造上、どうしても避けられない場合は、家具の角とベッドの間に観葉植物を置くなどして、ワンクッション置くようにしましょう。
掃除をこまめにし、清潔に保つ
これが、一番重要なポイントです。
風水では『良い運気は明るくて清潔なところが好き』とされています。
『寝るだけだから』『面倒だから』といって、掃除をついつい怠ってしまう人は、要注意です。
不要なものは片づけ、こまめに掃除するようにして、ベッドカバーやシーツ、枕カバーの洗濯も定期的にし、清潔に保つように心がけてください。
風水の掃除は『心の掃除』の意味も含まれています。
内面から美しくなることにより、気持ち的にも安定し、生き生きした生活になっていきます。
また、夜帰ってくるまでカーテンを閉めたままというのも、良くありません。
朝起きたら窓を開け、新鮮な空気と太陽の光を部屋の中に入れましょう!
寝ている間に溜まった悪い気を外に出し、良い気を部屋に取り入れることができます。
まとめ
いかがでしたか?
風水とは、自分の環境を最大限に利用して、運を開くためのマニュアルです。
自分は運の悪い人間だと思う前に、まずは自分の環境をよく見直してみましょう。
生活環境のどこかに、必ず自分の運を停滞させている原因が見つかるはずです。
それを見つけ、風水を使って改善することで、幸運を呼びよせ、さらに人生を好転させることができるのです。