トランプとタロットはよく似ていますが、大きく違うのは、この「ペイジ」のタロットでしょう。
ペイジのタロットはどんな意味が隠されているのでしょう?
ここでは、「ペイジのタロット」について、4枚のタロットの意味を解説します。
【タロットカード】ペイジの意味・解釈の仕方
コートカードは、年齢、経験を表すという一面を持っています。
「ペイジ」は、「見習い、学生、学び始め」という意味を持ちます。
そして、ペイジは「両性具有」を表しますので、「キング」のような男性性、「クイーン」のような女性性を表現しません。
どのスート(マーク)においても、「学びや行動」の始めや始まりを意味すると、ざっくりと覚えておくと、リーディングがしやすいでしょう。
それでは、細かく4枚のペイジの意味を紐解いていきます。
ワンド(棒)のペイジの意味・解釈の仕方
テーマ : エネルギー
1本のワンド(棒)を持って、何もない大地に立っている少年。
ワンド(棒)を見上げて、「これから何かを成し遂げよう」という意気込みが感じられます。
若さゆえに、経験も後ろ盾もありませんが、「これから何かを成し遂げよう」という、勢いを感じるタロットです。
ワンド(棒)のペイジが正位置で出た時
- 可能性に満ち溢れている
- これからの進路を決める
- 未知の世界に飛び出していこう!
- 新たなことが始まる予感
ワンド(棒)のペイジが逆位置で出た時
- 周りからの意見に流されて、あきらめる
- 新たな一歩を踏み出せない
- 人任せにしてしまう
ソード(剣)のペイジの意味・解釈の仕方
テーマ : 慎重
風がふきすさぶ小高い丘。
彼には少々大きすぎるような剣(ソード)を持ち、風に立ち向かう。
彼は慎重に剣を取り扱いながら、自分の身を守っているようです。
後ろ向きに顔を向けている
ソード(剣)のペイジが正位置で出た時
- 慎重、用心、恐る恐る過去を振り返る。
- 新しい物事に対して緊張している。
- 調査をしている
ソード(剣)のペイジが逆位置で出た時
- 緊張しすぎて、攻撃的になる
- 失敗を恐れるあまり、新しい一歩が踏み出せない。
- 調査しすぎて、情報の多さに翻弄される。
カップ(聖杯)のペイジの意味・解釈の仕方
テーマ : 想像力
美しい若者がうっとりとカップ(聖杯)から躍り出ている魚を見つめている。
とてもきれいな蓮の花で飾られたチュニックを着ている。
背景にはおだやかな波(何も問題もない穏やかな感情を表す)
多くの人に愛されるであろう、美しい少年。
カップ(聖杯)のペイジが正位置で出た時
- 空想的なものへの興味
- 美しいものを愛する人物
- 第六感的なひらめき
カップ(聖杯)のペイジが逆位置で出た時
- 想像に翻弄されている人物
- 決断力が欠如している
- 想像を行動に移す時のプレッシャーと責任
ペンタクル(金貨)のペイジの意味・解釈の仕方
テーマ : 学び
とても優美な少年。
ペンタクルスの輪にうっとりと見とれている。
ペンタクルスの輪に見とれながら、ゆっくりと歩いている様子。
ペンタクル(金貨)のペイジが正位置で出た時
- 可能性にあふれている
- やる気はあるが今一歩踏み出すために有力者から目をかけられる。
- 才能を買われる
- お金の問題が解決する
ペンタクル(金貨)のペイジが逆位置で出た時
- プライドが邪魔をして、一歩踏み出せない
- ハイリスクな投資、浪費、計画なしの出費
- 努力しないことを有力者から咎められる