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カラーセラピーって、どんな効果があるの?

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私たちが言葉で表現できるのは、その思いの7%と言われています。

あなたは何色が好きですか?

今日は、何色のネイルで、何色の洋服を着て、何色のシューズを選ぶのでしょう。

あなたが無意識に選んだその色には、あなたの心の奥にある言葉にならない思いが映しだされています。

カラーセラピーには、心にも身体にも働きかける、素晴らしい効果があります。

それでは、カラーセラピーがもたらす効果についてお伝えします。




カラーセラピーとは何か

カラーセラピーは、日本語で「色彩治療法」など呼ばれています。

色彩学と心理学を基礎とした「癒しの科学」です。

その歴史は非常に古く、古代文明の時代から利用されていて、主にエジプトや中国などで行われてきました。

古代エジプトの寺院では、病気の治療が行われることがあり、それぞれ違う色の日差しが差し込むように調整された部屋が役立てられていました。

古代中国でも、特定の病気の患者を紫色のじゅうたんの上に寝かせて治療を行い、苦痛を和らげていたという記録が残っています。

このような歴史を持つカラーセラピーが、再び注目されるようになったのは、1970年代以降のことです。

アメリカで試みられたカラーセラピーの実験で、無機質だった少年院の壁をピンク色に塗り替えたところ、それまで攻撃的で争いが絶えなかった少年達が、明らかにおとなしくなったことが報告されました。

また、医学的な実験では、青色は血圧を下げ、脳波にも影響を及ぼすことが明らかになっています。

現在では、このようにカラーセラピーの科学的な裏付けが様々に実証されています。

カラーセラピーの原点について

最初に、「あなたは何色が好きですか?」とお聞きしましたが、自分の好きな色がその日の気分や体調にマッチするとはかぎりません。

人には自己治癒力というものがあって、無意識に選んでいる服の色やシューズの色などは、無意識のあなたが選んでいる必要な色なのです。

心のままの色を選んで使うこと。

これが、カラーセラピーの原点であり、心身へのアプローチなのです。

カラーセラピーと精神について

色は光です。

目からから入った光は、神経系や内分泌系を刺激します。

それらは、精神状態とも大いに関係しているので、色は心に強く影響するというわけです。

例えば、落ち込んでいるとき、あえて明るい色を身につけることで、気分を上げることができたり、癒し効果のある色を選ぶことで落ち着いたりする効果が期待できます。

カラーセラピーと美容について

パーソナルカラーという言葉をご存知ですか?

人それぞれ、違う肌の色や瞳の色、髪の色などを基準に、その人の容姿を最も引き立て、調和する色のことを言います。

パーソナルカラーを正しく選び、メイクや服選びに取り入れることで、瞳がより生き生きと健康的に見えたり、唇がより一層魅力的になったり、明るく若々しいイメージを与えたりできます。

カラーセラピーと自律神経について

自律神経は、活動をつかさどる交感神経と、休息をつかさどる副交感神経があり、必要に応じてスイッチが切り替わるシステムになっています。

しかし、ストレスなどによって、そのスイッチが上手に切り替わらないことがあります。

そのような不調が生じると、心臓や血管の働きが悪くなり、低体温、冷え性などの不快な症状が現れてきます。

とても有名な実験のお話なのですが、同一人物に、赤い壁の部屋と青い壁の部屋に順番に入ってもらい、体温や脈拍を計測したところ、赤い壁の部屋のほうが、体温も脈拍数も高く計測されたました。

このことからも、暖色系(赤や黄色)の色は活動的にしたいとき、寒色系(青や緑)の色は静かに心を落ち着けたいときに、効果を発揮するカラーセラピーであることがわかります。

カラーセラピーとインテリアについて

インテリアは、70%のベースカラー(基調色)と、25%のアソートカラー(配合色)、残りの5%はアクセントカラー(強調色)という色のバランスが望ましいとされています。

日本の家屋では、ベースカラーは茶系やベージュなどが多くみられますので、アソートカラーとアクセントカラーでカラーセラピーを取り入れましょう。

リビングは、誰もが落ち着ける空間にしたいので、夏はカーテンをさわやかな寒色系、冬は温かみのある暖色系にすると良いでしょう。

その他、緑やパステルカラーで配色し、アクセントに赤を使うと効果的です。

ただし、赤は少しにしましょう。

多いと、落ち着かない部屋になってしまいます。

寝室では、精神を落ち着け、安眠を与える青色をアソートカラーとして使うと効果的です。

しかし、青は身体を冷やす傾向がある色ですので、もしもあなたが冷え性であるなら、ベージュ系をオススメします。

トイレやバスルームには、ぜひ暖色系を使いましょう。

ただし、赤は血圧を上げる効果がありますので、ピンクや淡い黄色、淡いオレンジなどが身体に優しくオススメです。

色別のカラーセラピーについて

カラーセラピーでの色の効果やイメージを上げてみますので、参考にしてみてください。

  • 赤・・・心拍数上昇、アドレナリン分泌、新陳代謝の促進、食欲促進、元気よく活発にする、時間経過を遅く感じさせる、自律神経を刺激し興奮状態にする。情熱的・向上心のイメージ。
  • 黄・・・うつ状態や精神の衰弱、消化促進、危険の認知、楽観的。希望・憧れのイメージ。
  • 緑・・・神経・精神の鎮静作用、鎮痛作用、殺菌作用、ストレスの減少、目を休める、リフレッシュ効果。健康・自然・若さ・安心感のイメージ。
  • 青・・・精神の沈静・安定、鎮痛効果、集中力促進、催眠効果、内分泌液の働きを鎮静、止血作用、α波増加。知的・安定・冷静のイメージ。
  • 紫・・・血圧・脈拍の低下、回復機能向上、感受性・情緒を豊かにする、直感が冴える。高貴・神秘的・幻想的なイメージ。
  • 白・・・大きく広く見える、軽く見える、緊張感を与える、呼吸がしやすくなる。清潔・神聖のイメージ。
  • 黒・・・小さく狭く見える、重く見える、エネルギーの低下。威厳・静寂・恐怖・抑圧的なイメージ。

ピンクのカラーセラピーについて

さて、それぞれの色について、カラーセラピーとしての効果をお話ししましたが、ピンクについては特別にお話しさせていただきます。

カラーセラピーとして、一番優秀な色が、このピンクです。

女性ホルモンに働きかけ、美と若さをつかさどる色です。

特に、柔らかいピンクは、脳を活性化し、血行も良くなり、冷えを解消して、顔色をイキイキとさせてくれます。

肌にハリを持たせ、しわやシミ、たるみなどにも効果的です。

見ているだけでも幸せ効果があり、気持ちを和らげてくれる、パーフェクトカラーなのです。

女性だけでなく、男性にもオススメです。

番外編1:チャクラが癒される

私たちの体の脊柱の基底から頭頂まで存在する7つのエネルギーセンターのことを「チャクラ」と呼んでいます。

そして、それぞれが異なる虹色の7色の光のエネルギーを取り入れて、身体を活性化させる働きをしています。

チャクラのバランスが崩れているとき、カラーセラピーを利用して色のエネルギーを補充すると、チャクラがバランスよく活性化して、心身ともに健全な状態になります。

例えば、無気力になりやる気がなくなったときには、ベースのチャクラに対応する色を取り入れると行動力や活力をパワーアップさせてくれます。

番外編2:オーラを輝かせる

オーラとは、私たちの肉体をとりまく精妙なエネルギーであり、電磁場です。

オーラは楕円形に広がり、健全な状態では、チャクラを核として虹色の7色に分かれた光の層になっています。

人によりその大きさは異なり、精神や肉体の情緒や健康状態を反映し、変化しています。

オーラのバランスが崩れたり、輝きを失った時には、身体が疲れやすくなったり、物事がスムーズに運ばなくなってきます。

そんなときには、カラーセラピーを使って、オーラのバランスを取り戻すことができます。

オーラが輝き出せば、当然、あなたも輝き出します。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

あなたが無意識に取り入れている色にも、ご自分の内面からのメッセージがあることがお分かりいただけたでしょうか?

何かを手に取るとき、その色にふと思いを寄せ、ご自分の内面とコミュニケーションしてみると、あなた自身の状態がより一層理解できるようになります。

簡単に、いますぐにでも始められるカラーセラピー、あなたの生活に取り入れてみてください。

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