東京大神宮は縁結びにご利益があり、とくに恋愛に効くパワースポットとして有名です。
縁結びのご利益にあやかりたいと願う人々でいつも賑わっていて、とくに女性に人気があります。
「まだ行ったことはないけれど、一度は参拝してみたい! 」と思っている人も少なくないのではないでしょうか?
出会い自体がなかなかない、出会いはあるけどいい人と巡り合わない・・・もしそうなら、神頼みしてみるのもいいかもしれません。
縁結びと言えば、出雲大社や伊勢神宮が有名ですが、関東の人は距離的に遠く、なかなか気軽に行くことができませんが、東京大神宮なら足を運びやすいはずです。
今回は、良縁に巡り合うための東京大神宮の参拝方法、東京大神宮内に存在するパワースポットなど、お参りの前に知っておくと、さらに参拝が楽しくなる情報をお伝えしていきます。
東京大神宮の縁結びがすごいって本当?
「参拝したら、恋人ができて数年後に結婚した! 」
「参拝したら、付き合っている彼からプロポーズされた! 」
など、多くの人がご利益を感じている東京大神宮は、東京を代表する「恋愛のパワースポット」と言われています。
東京大神宮の強力な縁結びパワーは、噂通り、本当なのでしょうか?
そもそも、東京大神宮は伊勢神宮の遥拝殿(ようはいでん)として創建されたのが始まりです。
伊勢神宮と同じ神様を祀っていて、「東京のお伊勢さん」とも呼ばれています。
「遥拝殿」とは、その漢字が示す通り「遥か遠くから拝む社殿」という意味です。
本来であれば、遠く伊勢まで行かなければならないところを、東京で参拝しても同じご利益が得られるように建てられました。
東京大神宮に祀られている神様は、伊勢神宮と同様、天照大神(あまてらすおおかみ)と豊受大神(とようけのおおかみ)。
天照大神は日本国民の総氏神、豊受大神は農業、諸産業、衣食住の神とされています。
東京大神宮のご利益は、実は縁結びだけではなく、家内安全・商売繁盛・厄除開運・交通安全・学業成就など多岐にわたります。
では、「縁結び」というのは一体どこから来ているのでしょうか?
東京大神宮には「造化の三神(ぞうかのさんしん)」と言われる「天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」、「高御産巣日神(たかみむすびのかみ)」、「神産巣日神(かみむすびのかみ)」も併せて祀られています。
造化の三神は、天と地が分かれた時に最初に出現した神とされていて、天地万物の生成化育の働きを司ります。
とくに、高御産巣日神と神産巣日神の二柱は、対で「男女の縁結び」を司っていると言われています。
全てをムスビ、新たなものを生み出すのが得意な造化の三神は、良縁の始まりや恋の始まりも成就させます。
東京大神宮に縁結びのパワーがあると言われるのは、造化の三神のおかげと言えるでしょう。
また、日本で初めて神前結婚式が行われた神社でもあり、結婚式場としても根強い人気があります。
東京大神宮は、まさに「恋愛のパワースポット」と言われるべき神社です。
東京大神宮でご利益をより得るための参拝方法
東京大神宮をせっかく参拝するなら、よりご利益が高まる、正しい方法で参拝したいものです。
東京大神宮を参拝するにあたって気をつけるべきポイントは、基本的には他の神社と同様になります。
まず、参拝時間は午前中なるべく早い時間がオススメです。
常に縁結びを願う女性でにぎわう神社なので、午後はとくに混雑しますし、朝早く行った方がリフレッシュされたエネルギーを感じることができます。
さて、東京大神宮にきたら、まずは鳥居の前で一礼して神聖な境内に入ります。
参道の中央は神様の通り道とされているので、端を歩きましょう。
手水舎でお清めをし、穢れを洗い落としたら、いよいよ本殿に参拝です。
東京大神宮での拝礼の作法は「二礼、二拍手、一礼」です。
礼は深く腰を90度に折って頭を下げ、拍手は手は胸の高さで合わせます。
「拍手の音は魔を払う」と言われていて、同時に「神様へ訪れたことを知らせる音」でもありますから、音をよく響かせるのがポイントです。
右手を少し引いて、両手を肩幅程度に開いてたたきましょう。
お祈りはお願い事だけではなく、「氏名」、「住所」、そしてまず「神様への感謝」を伝えるのを忘れないようにしましょう。
最後に一礼をしたあと、そのまま後ろを向くとお尻を神様に向けてしまうため、左側か右側に向かうようにします。
ところで、他の多くの神社にはお願い事を書く「絵馬」がありますが、東京大神宮にはそれとは別に神様へ直接手紙を出す事ができる「願い文」というものがあります。
感謝の気持ちや願い事、誓いを書き、ひもで結んで封をして専用の箱に納めます。
翌朝に祈祷してもらえるようになっていて、とてもご利益があると人気です。
願い事は、仕事や就職へのご縁など、恋愛以外の事を書いてもご利益があると言われています。
初穂料は500円と良心的な価格ですので、よりご利益を高めたい方は「願い文」を書いてみることをオススメします。
東京大神宮のパワースポットは?
東京大神宮で参拝を済ませたら、境内や周辺を散歩してみるととても気持ちがよいです。
その中でもパワースポットと言われている場所をご紹介します。
東京大神宮のご神木
拝殿の右奥には小さな庭園があり、そこに立つご神木は非常にパワーがあります。
このご神木を写真に撮り、待ち受け画像にすると運気が良くなる、良縁があると言われています。
ご神木のそばには、せせらぎの気持ちいい川が流れ、夏は蛍も見られるほど清らかです。
参拝後に立ち寄れば、癒されること間違いなし! パワーチャージすることができます。
恋愛の悩みやマイナス思考もここで浄化してしまいましょう。
飯富稲荷神社
神門を入って右側にある境内社で、衣食住や商売繁盛、家業繁栄のご利益があります。
「稲荷大神」と「大地主大神」が祀られていて、東京大神宮に来たら、まず最初に参拝して挨拶するといいと言われています。
つい見逃してしまいやすいのですが、お稲荷様は本殿へ取り次いでくれる受付係のような役割です。
東京大神宮で一番のパワースポットという説もありますので、素通りしてしまわないようにしましょう。
ハート型の猪の目を探そう
東京大神宮では、あちこちに「猪の目」と呼ばれるハートマークが見られます。
これは日本古来からある文様で、猪の目をモチーフにしています。
このマークを写真に撮って待ち受けにすると「縁結び」のご利益があると言われています。
この文様には、もともと「魔除け」や「招福」の意味がありますので、確かに効果はありそうです。
猪の目は境内に300以上あるので、気に入った猪の目を探してみてはいかがでしょうか?
恋愛にオススメ! 東京大神宮で人気のお守り
東京大神宮には多種類のお守りがあります。
とくに縁結びのお守りは人気が高く、縁結びのお守りだけでも何種類もあります。
その中でも、とくに恋愛に効果が高いと人気のお守りをご紹介します。
縁結び鈴蘭守り
純白の鈴蘭がついたお守りで可愛らしく、もっとも人気のあるお守りの1つです。
初穂料は700円です。
2房ぶら下がった鈴蘭の間に社紋がついていて、「社紋が取れると願いが叶う」というジンクスがあります。
お守りは持っている人を守り、身代わりになって壊れることもありますので、縁結び鈴蘭守りの場合は縁結びの役割を果たしたという事になるのでしょう。
社紋が取れたら、東京大神宮にお礼参りをしましょう。
えんむすび巾着守り
紅白の2体でひと組になっているお守りで、パートナーとそれぞれ1体ずつもつことで関係性が良くなり、絆が強まると言われています。
彼氏や彼女とさらに仲を深めたい方や、結婚をしたい方にオススメのお守りです。
初穂料は2体セットで1000円です。
結び札 恋愛成就
木札のお守りで、真ん中からふたつに割ることができます。
片方に自分の名前を書いて神社に納め、もう片方は祈願のあかしとしてお守りにして持ち歩きます。そうすることで、恋愛成就のご利益が得られると言われています。
他の神社ではあまり見られないユニークなお守りで、人気が高いです。
初穂料は700円です。
怖いぐらい当たると噂の東京大神宮のおみくじ
東京大神宮には様々な種類のおみくじがあり、どれも引いてみたくなるものばかりです。
その中でも、かなり的中するという評判で人気のおみくじが「恋みくじ」。
普通おみくじには大吉、吉、凶などの運勢と生活指針が書かれていますが、このおみくじは恋愛に特化してかなり具体的なアドバイスが書かれています。
星座や血液型や干支、年齢差など、どんな相手がよいのかがとてもハッキリ書かれていて、実際その通りの相手と出会ったという人もいます。
ところで、東京大神宮でおみくじを引いたあと、結んで帰るのか持って帰ってお守りにするか迷うところではないでしょうか。
大吉を引いたら持って帰り、他の結果であれば結んで帰るという人が多いようですが、実はお守りを結ぶか持って帰るかに関して正解はありません。
ただし、おみくじを持って帰る場合は財布に入れるなど大切に扱い、カバンの中でクシャクシャにしてしまうような事は避けましょう。
おみくじを持って帰って願いが叶ったら、東京大神宮にお礼参りに行き、そのおみくじを結ぶといいと思います。そのままゴミ箱に捨てるのはオススメできません。
東京大神宮に何度も行くのが難しい人は、近くの神社でお納めしてもよいと言われています。
東京大神宮へのアクセス
住所:東京都千代田区富士見2丁目4-1
アクセス:飯田橋駅 各線より徒歩5分
お守り等授与時間 8:00~19:00
御朱印受付時間 9:00~17:00
まとめ
東京大神宮のご利益やパワースポット、参拝方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?
伊勢神宮の遥拝殿として創建され、むすびの神「造化の三神」が祀られている東京大神宮の縁結びパワーは、はかりしれないものがあります。
もちろん神頼みだけではダメで、自分自身で行動・努力する必要がありますが、「神様の一押し」があると思うと心強いはずです。
出会いにめぐまれていないと感じたら、東京大神宮を参拝して、良縁をつかみ取りましょう!