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けっこうおもしろい!算命学について知っておきたい7つのコト

算命学

あなたは、算命学を用いた占い鑑定を知っていますか?

算命学とは、中国の陰陽五行思想に基づく占星術のことをいいます。

生年月日から導き出される干支を元に、その人が辿る運命を占う学問として日本で確立されました。

算命学では、その人が持って生まれた星や守護神の位置などから、特性や宿命、相性などを算出することができます。

陰陽五行思想とは、この世界に存在する全てのものに陰と陽という相反する気が流れ、満ち干きを繰り返し、木・火・土・金・水の5つの要素に分類され影響し合い存在しているという考え方のことをいいます。

今回は、とても奥が深い算命学を少しずつ紐解いてみましょう。




算命学の命式について

算命学の命式は、3×3の9つのマスに生年月日から計算した干支を当てはめていきます。

十干と十二支で表され、それぞれに異なる特性を持っています。

その計算方法はとても複雑であるため、占い師も自分で計算するのではなく、万年暦や早見表などを使って調べます。

今はipadなどを用いて、生年月日を入力するだけで一瞬にして命式を算出することができます。

計算については、占いの館などでもデジタル化されているようです。

守護神とはどんな存在か

算命学の中でも一番重要であるといっても過言ではないのが、守護神です。

守護神とは、その人が生まれ持つ守り神のことで、人生を全うするサポートをしてくれる存在のことをいいます。

守護神といっても、幸せを運んでくれる神様というわけではなく、運勢を安定させる役割を担っているのです。

あなたの基本性格や運命の特徴を表す9つのマスの中で、あなたの守護神が上の位置にあればあるほど守護神の助けが多いといえます。

そのため守護神の位置が上位にある人は、比較的苦労なく思い通りの人生を歩める傾向にあります。

反対に、守護神の位置が下位にある、もしくは9つのマスの中にない人は、なかなか思い通りに人生が進まない人が多いのです。

とはいえ、算命学に良い、悪いという解釈は存在しません。

ですから、もし守護神が上位にないとしても、落胆することはありません。

天中殺とは何か

算命学における天中殺とは、何をやっても天の加護が受けられない、人の助けが得られない期間のことを指します。

誰にも平等にやってくるもので、その頻度は12年のうち2年間、12ヶ月のうち2ヶ月、12日間のうち2日間とやってきます。

その期間は、『一般的には新しいことを始めるのにはふさわしくない期間』とされています。

そのため、算命学で占ってもらうと転職、転居、結婚などは天中殺の時期を避けるようにアドバイスされるでしょう。

また、時間帯によっても天中殺の刻がありますから、例えば婚姻届を出すときなどは、午前中が良いとか、夜間が良いといったタイミングを算出することも可能です。

ただ、天中殺だからといって神経質になる必要はありません。

怖いイメージを持たれがちな天中殺ですが、そういうときこそ、本来のパワーを発揮することができ、成長のチャンスであるとも考えられるのです。

算命学から見る相性

算命学では、自分と相手の生年月日から命式を導き出し、相性をみることもできます。

まずは、基本特性を表す9つのマスの中に入る干支からお互いの特性を見て、合う干支合わない干支、バランスが取れる相性かなどがわかります。

自分のマスの中に相手の守護神や星が入っている場合や、相手の中に自分の守護神や星が入っている場合、すなわち、お互いがお互いの星を持っている場合は、とても縁が強い相手であるといえます。

そのような場合は、多少性格が合わないことがあっても、なんだかんだでずっと一緒にいられる相手ということになります。

逆に、お互い相容れない星を持っている場合は、残念ながら縁は薄いという結果になるでしょう。

日干(にっかん)から見るあなたの本質

日干(にっかん)とは、9つのマスの左上にくるあなたが持つ本質のことです。

自分の日干がどれにあたるかは、生年月日による複雑な計算を要します。

『算命学』で検索をかけるとWEB上にフリーの自動計算フォームがたくさんありますので、活用してみてくださいね。

申 『樹木』 時間をかけてゆっくりと成長をする人

乙 『草花』 芯が強くどんな環境でも生きていける人

丙 『太陽』 明るく人生を楽しみ平等に周囲を照らす人

丁 『灯火』 闇を照らすが不安定で繊細な心を持つ人

戌 『山岳』 行動力に欠けるが頼れる器が大きい人

己 『大地』 内助の功を発揮する粘り強く優しい人

庚 『金属』 鍛えれば鍛えるほど強さを増すまっすぐな人

辛 『宝石』 プライド高く傷つきやすいが品のある人

壬 『海』  雄大で自由を愛する夢とロマンを追い求める人

葵 『雨』  常識的で思慮深い博愛精神あふれる人

陰占とは

算命学には、「陰占」と「陽占」という考え方があります。

陰占は、無意識の世界のことで、その人が生まれ持つ素材や環境、本能などのことを意味します。

いわば、魂が入る前の空の器のようなもので、生まれもってきた要素のことを表しています。

例えば、占いを見て同じ生年月日の人は、全く同じ性格で、同じ運命を辿るのかというとそうではありませんよね?

しかし、陰占では、同じ生年月日を持つものは、人間であれ動物であれ、同じ要素を持っていると考えられています。

その要素に加えて、次に出てくる陽占という有意識の考え方が加わって、それぞれ異なる個性を持った人間が形成されていくのです。

陽占とは

陽占とは、有意識の世界のことで、その人の性格・思考や、行動パターンなど本人が自覚できるものを意味します。

また、陽占は、人体星図で表されます。

人体星図には、与えられた人生の設計図が描かれています。

人体星図も3×3=9つのマスで表され、マスの上段左上が空欄となり、真ん中が頭、右上が左肩を表します。

中段は左から右手、胸、左手、下段は左から右足、お腹、左足です。

この人体星図の中に、人間の思考や行動パターンを当てはめることができるのです。

頭  親・上司・目上に見せる顔

左肩 初年期の運命

右手 結婚観・配偶者に見せる顔

胸  基本性格

左手 社会・他者に見せる顔

左足 老年期の運命

腹  子供・部下・目下に見せる顔

右足 中年期の運命

算命学の占いに行くと、基本命式と、この人体星図の2種類から説明をされます。

表の見方まで詳しく教えてもらう時間はあまりありませんから、事前にこのマスは何を表しているか、知っていると理解がしやすいでしょう。

まとめ

さて、算命学についてあまり耳慣れない人もいるかもしれませんが、どのような占いなのか、わかりましたか?

実はおもしろくて、とても深い学問でもあるのです。

私たち人間は、自然界からある要素を与えられて生まれ、人生さえも設計されて、この人生を生きている。

そう思うと胸が熱くなりませんか?

自分が生まれ持った運命を紐解き、これから続く長い人生の参考書として、算命学を見てみるのも面白いかもしれませんよ。

3 COMMENTS

算命学

日干(ひぼし)の部分ですが、これは「ひぼし」ではなく「にっかん(日干)」と読むのではないでしょうか?

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算命学

早速のご返信ありがとうございます。

いつも「読みたくなる記事」を提供してくださり、誠にありがとうございます。
今後のご投稿を楽しみにしております。

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