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引き算・逆算ができれば、思い通りに目標達成できる3ステップ

かのナポレオン・ヒルは、目標管理の大前提として『目標は明確であればあるほど、達成する時間が最短で到達する』と説きました。

金言ですが、どう目標を明確にして行くかのアプローチが問題です。大体のビジネスパーソンは、目標に向かい何かを積み上げていく方法で物事を見ていきます。でも、逆も真なり。

今回は、積み上げたものから見ていく引き算・逆算を活用した目標へのアプローチ手法を紹介します。




目標全体の掌握-目標の視点を変える-

小学校の夏休みの宿題。どうやっていましたか?思い出してみましょう。

今を起点にして宿題をこなす為の計画を立てていなかったでしょうか。

例えば、『この問題集は1時間に5ページ出来そうなので、1日1時間。毎日5ページやろう。』というような計画の立て方です。この方法だと、8月下旬になってくると、まだ半分以上残っている問題集や、全く手がついていない自由研究などがでてきて焦ってしまったりします。やらなけばいけない宿題が、この問題集だけでなく他にもあるからです。

今を起点にしてしまうと、全体像が掌握しにくい・見えにくくなり、全体で何をしなければいけないのかという視点が見落とされがちになってしまうのです。そうなると、いざ行動(実行)スタートとなった時点で、足りなかったものや実はまだやるべきだったことなどが、後から後から出てきて、計画が修正に修正を重ねて当初の原型を留めないばかりか、どんどん狂ってきて全く意味をなさないものになってしまいます。

一方、逆算方式からのアプローチでは、全体像を捉えてからスケジューリングを行いますので、計画修正が起こりにくくなります。
例えば、『夏休み終了まで、社会・国語・算数、自由研究の宿題を終わらせなくてはいけない。社会、国語、算数の問題集は40ページ。1日1ページの計算だが、友達と遊びに行ったり、家族で帰省する期間などを入れると1日2ページで進めていたほうが安全だな。となると、社会を2ページで30分。国語と算数は、それぞれ1時間は必要だ。1日に2時間30分は勉強に必要となると午前中に・・・』この様にゴールから逆算していくと

・ 全体像を掌握して行動できる
・ ある程度、その過程に生じる可能性があるリスクを事前に考慮できる

というメリットがあるのです。

引き算が自分を鍛える

人間は完璧主義の傾向にある動物です。あらゆるものを必要と考え、あらゆるものを取り込もうとします。
しかし、その行為が行動を躊躇させる原因にもなってしまっているのです。

例えば起業しようと考えた時、失敗したくないので誰もが起業を行うに必要な条件探しを行います。

・ 資金があればできる
・ こういうメンバーがいればできる
・ こんな資格があれば

などなどキリがありません。勿論、それらを獲得していくことの努力は大切ですが全てにおいて完璧に獲得する事はできませんし、それを待っていたらいつまでたってもスタートが切れません。

アップルの創業者であるスティーブジョブズはこの引き算を徹底して行ったことで有名な人です。彼は、iMacを発売した時に、フロッピーディスクを排除しました。『近いうちに使わなくなる』という考えからです。現在では、LANケーブルの差込口がそうです。『無線LAN』が使えるからです。彼は、全てを足そうとする開発者に対して、『我々には商品開発に際して、1000以上のアイデアがあるが。イノベーションは全てのことに対してイエスということではない。最も重要な機能を除いて、ノーということがイノベーションなんだよ。』と、こだわりの核を見つけることの重要性を説きました。

ニーズの多様化に流されず、シンプルなこと核を見つけることが必要なのです。仕事や人生において、何を足せば良いのかではなく、何を引けばよいかを考えてみるアプローチを持つ事は重要な思考術のひとつかもしれません。

ロジカルシンキングで引き算・逆算を鍛える

逆算・引き算のメリットは理解いただけたと思いますが、これらを鍛える為には視点をどう行き来させるかがポイントで、その為には、視点を正確に補足することがカギになります。

それを鍛える方法の一つが、ロジカルシンキングです。ロジカルシンキングのキモはMECE(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive)、モレなくダブらず分けること。これは、特別な事をしなくても日常で鍛えていく事が出来ます。

例えば、テレビで新商品のCMが流れたとします。そのCMを見て、そのCMのターゲットは誰なのか。どのような区分(性別・年代・シーンなど)が考えられるか、思いつくまま出してみて更に重要度の順位をつけてみたりするだけでも訓練になります。また、それから発展させてみてどれくらいの人が見るのか・何人の人が購入するか・この商品を市場に載せるための経費は幾らで、費用対効果やペーラインはどこになるのか等等考えてみましょう。

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