とことん、輪廻転生とカルマについて考えました。

輪廻転生 カルマ

『人は、カルマを解消するために、輪廻転生する。』

そのような言葉を聞いたことはありませんか?

『私がいま不幸なのは、前世のカルマのせいだ。』
『殺生を行うと、来世にカルマを残してしまう。』
『カルマが解消されたとき、輪廻転生は終わる。』

そんな言葉の中で使われる『カルマ』という単語には、どうしても重苦しいイメージを持ってしまうものです。

カルマとは、ほんとうにそのような恐ろしい力をもっているのでしょうか?

輪廻転生は、カルマ解消のために行われている『罰』のようなものなのでしょうか?

ここでは、輪廻転生とカルマについて、考えていきたいと思います。



とことん、輪廻転生とカルマについて考えました。

 

カルマという単語自体に、ネガティブな意味はない


カルマとは、インドの言葉で『作業』『行為』といったごく一般的な言葉です。したがって、その単語自体にはなんらネガティブな意味は存在しません。

では、なぜネガティブなイメージがあるかというと、それは古代インドの思想である『自業自得』『因果応報』の考え方からでてきたものです。

どちらも、『自分で行ったことの結果は、自分が受けとる』という意味で、よい行いをすればよいことが自分に還り、悪い行いをすれば悪いことが自分に還ってくるという思想を表しているのです。

日本でも『情けは人のためならず』ということわざがあり、他人によくしてあげるのはその他人のためなのではなく、それがめぐりめぐって還ってくる自分のためなのだ、という考え方を持っていますね。

このように、本来は『よいことも悪いことも自分に還ってくる』という考え方だったのが、『悪いことをすると、来世で悪いことが起こる』という解釈が起こり、『カルマ』という言葉をそら恐ろしいものとして扱うようになってしまったのです。

人々がつくりあげた『カルマ』という幻想


『現世で苦しんでいることは、前世での悪行(カルマ)によるものである。』このように、現世での試練を過去に理由づける考え方があります。

しかし、それは本当にそうなのでしょうか?

たとえば、前世で人を殺めた人は、必ず現世で殺められる宿命にあるのでしょうか? そのカルマを解消しない限り、私たちは幸せになれないのでしょうか? そうではありません。

ここには、そう考えたほうが、自分がラクであるという甘えがあるのです。いま、自分が幸せでないのは、前世のカルマのせいだ。つまり、現世の自分には非がないという考え方です。

『私はこういう宿命なのだ』と不本意な現状を甘んじて受け入れ、それを嘆くだけ。そこには何かを改善しようという努力は発生せず、ただなんとなく生きていく毎日があるのです。

それは『ラク』ではありますが、何の『楽しみ』もありません。そこに、生きる意味を見いだせないのも、無理ありません。

輪廻転生は、罪に対する罰ではない


前世の罪を清算するために生まれてくると考えると、輪廻転生は罰であると考えられます。そのような考え方をすると、生そのものが苦行であり、いま生きている人はすべて罪を償うために生きていると考えられます。

しかし一方で、肉体を持って生まれるということは、『魂』にとってのプラチナチケットで、ものすごい競争率を勝ち抜いた幸運なことであるという考え方もあります。

魂は、肉体を持ってさまざまなことを体験することにより、飛躍的に成長を遂げます。魂は自分の成長のために必要な条件を選んで、あるときは試練を計画したうえで輪廻転生する。

それは魂の自由意志であり、何らかの罰でもなければ、報酬でもないという考え方です。あなたは、どちらの考え方を支持しますか?

あなたは幸せになるために生まれてきた


カルマによる輪廻転生を生きるという考え方をすると、現世は前世の償いであり、また、来世への奉仕ということになります。

『自分に起こっていることは過去のカルマの償いであり、それを清算し、来世にカルマを残さないために善行を積む。』そのような考え方で生きることも間違えではないでしょう。もしかしたら、それが真実なのかもしれません。

しかし、そこに幸せはあるでしょうか? 何度、輪廻転生しても、前世に基づいて生き、来世のために行動する。では、何のための現世なのでしょうか? 『いま、わたしが、ここにいる』意味は何なのでしょうか?

カルマの解消としての現世を生きていると、そこには何の喜びも見出せません。ともすれば、苦行を積むこと=カルマの解消=生きる意味という結論に陥り、『自分は苦しむために生きているのだ』と思えてきます。

しかし、それではあまりにもむなしすぎると思いませんか? 本当に、高次の存在がそんなことを意図しているのでしょうか? 

私たちの魂の還る光の国は、愛と感謝に満ち溢れた世界と言われています。愛と感謝という本質を持っている魂が、前世での罪を決して許さず、未来永劫続く苦しみを与えるようなことがあるのでしょうか? 

それよりも、前世での学びを踏まえて、『次はもっとこう生きよう』と決意して、より幸せになるために生まれてきたと考えるほうが、自然なのではないでしょうか?

まとめ


いかがでしたか?

カルマと輪廻転生についてお伝えしました。

現世を生きる中でも、過去の失敗や過ちを踏まえて前進し、こうありたいと望む姿に近づこうとする生き方や、いまある状態は過去の過ちの罰であり、将来の幸せのためにひたすら我慢をする生き方や、過去は単に過ぎ去った出来事であり、未来は単にこれから起こる出来事であるととらえ、ただ、いまこの瞬間に感謝し、それを味わいつくすという生き方もあります。

どれが正しくて、どれが間違っているのか、誰にもわかりません。どうせ正解のないものならば、自分が一番ハッピーになれる考え方をしてもいいのではないでしょうか?

大切なのは、『あなた』そのものです。この記事が、少しでもあなたのお役にたつことを祈っています。

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