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社畜自慢あるある5つ

社畜自慢

社畜ほど自虐的な自慢話を好む傾向がありますが、これに共通していることは会社にとっての自分の存在意義(アイデンティティ)の確認です。

今の会社員は仕事帰りに飲み屋に寄っていくことがなくなったそうです。当然、給与の減少や酒を飲むことに喜びを感じない世代が多くなったということもあるでしょう。

しかし、飲み屋での同僚との愚痴がなくなった分、インターネットの掲示板やSNSなどで不特定多数に対して社畜自慢をした結果、客観的な視点から嘲笑気味に”社畜”という言葉が生まれたのかもしれません。

今回は、その社畜にありがちな社畜自慢を考えてみます。




会社を休めない自慢

有給休暇なんてとんでもない、といわんばかりに『有給休暇をとったことがない』『カレンダー通りの出勤』を満足げな笑顔で高らかに語る人がいますが、まさに社畜を象徴する言葉といえます。

日本の労働基準法では、6ヵ月以上継続勤務し全労働日の8割以上出勤した労働者に対して、10日の年次休暇が与えられます。しかし、労働をする上で国から定められている休暇を取得できないのではなく、単なる”社畜の美徳”として有給休暇を取らないだけで、いわゆるブラック企業での休暇が取れないこととは別物です。

現在の企業では有給休暇を取得しない社員に対して、人事部から口頭注意をすることもあります。有給休暇を取得しないことは業務の処理能力や、業務担当に対して問題がある
ともとられかねないことを理解している社畜も多く、『会社から休めと言われているのに休めない』と小さな言い訳を添えるのが最近の社畜自慢の特徴です。

仕事が溜まっていて残業自慢

『毎日が残業続き』『仕事が溜まっているから帰れない』『昨日も終電で帰った』という残業自慢ですが、それほどまでに仕事が溜まっていることが”社畜のご褒美”です。仕事が終わらないのか終わらせないのか、どちらにせよ社畜には『自分にはこれほど仕事を任されている』『会社や上司から期待されている』という重圧感が自慢です。

社畜自慢はどんな仕事でも、表向きは文句を言っても喜んで引き受けます。自分が必要とされている証だからです。しかし、必ず毎日の残業も評価されると思っていますが、実際にはなかなか評価されません。

さぞかし不満があるかと思いきや、サブロク協定(労働基準法第36条<時間外及び休日の労働>)ギリギリであっても転職には引け腰であることがほとんどです。そして、残業があることをありがたいと思うのも社畜ならでは、です。

休日出勤自慢

休日にガラガラに空いた通勤電車で出勤すると、まるで寄り道でもするような若干の昂揚感を感じるのが”社畜のツボ”です。旅に出たければそうすればよいですし、会社を辞めて自分の時間をつくればよいでしょう。

しかし、社畜はそうしません。休日に乗車する電車内での空想や妄想だけで満足するのです。

休日出勤は、そもそもする必要がないはずであり、緊急事態でもない限り必要ありません。上司の許可が必要ですし、残業では解決できないことを証明する必要がありますので早々に休日出勤などできないのですが、それでも休日出勤は社畜自慢のタネです。

台風が直撃しても出勤自慢

社畜は休みません。台風の直撃で通勤電車が運休しても、土砂降りの中でタクシーをひろい、時計の針が午後を回ってからでも出勤します。そして会社の総務部から終業時間前の帰宅を命じられ、実質2時間程度しか仕事ができなくても満足気に帰宅します。

ほかの社員が出勤しているのではと考えたら、いてもたってもいられないのです。取引先の担当者も休んでいるかもしれないのに、それでも社畜は出勤します。すでに、出勤することに意義がある状態です。これぞ社畜自慢です。

1日業務をしなかっただけで会社が倒産するようなことはありません。むしろ、そのような状況で無理をして通勤し、ケガでもしたら困るのは本人です。しかし、社畜はそのケガですら”社畜の名誉の負傷”にしてしまいます。

こんな会社に耐えている自分がカッコイイ自慢

『自分は社畜かもしれない、会社に飼われているかもしれない、でもそんな自分がカッコイイ』と社畜自慢をするのは、その仕事が自分にしかできないと強く思い込んでいるからです。しかしながら、仕事をする上で自分がオンリーワンの存在であることは、ほぼありえません。

代わりはいくらでもいる、と言われればきっと、それは自覚していると答えるかもしれません。そう答えても、脳内では会社にとって自分はオンリーワンなのです。

だからこそ、仕事をしている自分がカッコイイと思い、それを認めてほしくて社畜自慢をしているわけです。どんなに過酷な仕事で、どれほど大変か、苦労をしているか。これは”社畜の広報活動”なのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、社畜自慢をまとめてみました。

むろん、ここに挙げた社畜自慢は、どれも聞いてくれる相手がいてこその自慢になります。

『キミ、社畜だよね? 』と訊いたら『社畜じゃありません』と答える人も『キミ、社畜じゃないよね?』と訊いたら『いやあ、社畜かもしれません』と答えるのも、社畜自慢の発見器のような気がしてきます。

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